Eric Johnson/Seven Worlds

Seven Worlds

Seven Worlds

Seven Worlds(TowerRecords)


1998年にリリースされた幻のデビュー作品ですが、実際に録音されたのは1970年代の終わり頃なので、世に出るまでに20年もかかってます。 収録作品は有名な「ZAP」、アコースティックギターの響きが美しい「Song for Life」などのインストナンバーもありますが、歌ものがメインです。 バッキングボーカルでChristopher Crossも参加。 


いつも思うのですが、Ericの歌声はギターのトーン同様、とても魅力的です。 男臭さを絶妙のバランスで配合しました、みたいな声質。 本作では自身の弾くギターやローズをバックに歌うEricの声が十分堪能できます。 楽曲のアレンジ自体がスペース多めで開放感たっぷりなので、余計にボーカルの色気のようなものが強調されています。 
「Cliff's of Dover」に代表される、かっこいいギターインストナンバーもEricの魅力のひとつですが、歌の入ったナンバーもまた別の魅力たっぷり。 本作を聞けば、ただの上手いギタリストというだけじゃないことがわかると思います。

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まったくの余談ですが、Christopher Crossって、「歌声と見た目のギャップ世界選手権」とかあったら、間違いなく上位入賞でしょうねw