Neil Zaza/Staring at the Sun

Staring at the Sun

Staring at the Sun

Staring at the Sun(TowerRecords)


ギタリストとしては、ちょっと個性が足りないかなあ? パッと聴いた感じはSteve Vai的だったり、Joe和尚的だったり、SRV的だったり。 細かいことろに着目すれば、そりゃ違いはありますが、パッと聴いたときの印象は大事です。 音色に強烈な個性がないのも、誰々風に感じる要因かと思います。 個人的にはギタリストとしてハマルようなタイプではないですね。 って、文句ばっか書いてますが、別につまらない、というわけではありません。 演奏はエモーショナルだし、様々なバックグラウンドを感じさせる幅広い音楽性はいけてるし、テクあるけどそれををひけらかすタイプじゃないのもマルです。


ギタリストの個性うんぬんより、アルバム的に楽曲が親しみやすいのが最大の売りじゃないでしょうか。 いろんなタイプの曲を演奏していますが、どの曲もそれなりにキャッチーだし、すんなり耳に入ってくるのでストレス溜まりません。 リズム隊がSteve SmithとRoss ValoryのJourney組なのもポイント高し。
ロック系ギターインストもので繰り返して聴きたくなるアルバム自体、ものすごく少ないのですが、このアルバムは、そういった意味ではなかなかの佳作ではないかと思います。