Wishbone Ash/There's The Rub

There's Rub

There's Rub

There's The Rub(HMV)
OKPさんちに対抗して1974年ネタでひとつ、ということで…

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Wishbone AshのごっちんことLaurie Wisefieldが加入後リリースされた最初のアルバム
です。収録されている楽曲や全体のサウンドメイキングは前作「Wishbone4」の延長線上
にあるので、真夏の光線とラブマのようなドラスティックな方向性の変化はありませんが、
Laurie加入の影響が皆無というわけではありません。B面1曲目の「Home Town」なんかは、
かなり気分はアメリカンなテイストになっています。
※最初に購入したのはアナログ盤なので、「B面1曲目」というのはある意味重要です。
 ふるさとじゃなくて真夏の光線なのも重要ですがどうでもいいかw
さらに、全体的なサウンドカラーが、乾いた感じというか、倍音成分が変わったというか、
そんな感じをうけます(これじゃわからんかw

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このバンドのアルバム聞くといつも思うんですが、Steve Uptonのドラムがキモになって
いる気がします。この人は左利きセッティングだけど手は右利きという、変則的な叩き方
もさることながら、タムタム叩くときの間が一種独特のノリです。タムタム叩いてる音だけ
取り出して聞いても、「あ、WAだ!」と思うに違いありません。
ベースのMartin Turnerのプレイも音色も含めて個性的なので、リズム隊として超個性的
な音とノリを提供しています。やっぱバンドとしてはこういうの大事ですね。

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収録されている楽曲もクオリティが高いうえにキャッチーなメロディだし、言うことなしな
アルバムです。ちなみに、このアルバムリリースの翌年1975年に初来日しています。
ハロプロの聖地ともいわれる中野サンプラザ公演の音源が手に入るようですが、まだ聞い
たことがないなあ。ちょっと探してみるかな。