あやや春コン 101回目のKISS無事終了

中野公演でアクシデントがありましたが、なんとか無事終了して良かったと思います。
名古屋公演以外の21公演を見ましたが、いろいろ感じたことを。

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基本的には去年秋の松クリスタルの延長線上にあるような気がしますが、より歌を聞かせ
るという方向にシフトしていると思いました。最近リリースされるシングル曲がスローな
ナンバーが連続しているし、コンサートだけではなくて全体としてそういう方向に行こう
としているのでしょう。実際にあややの歌を聞いても、青春宣誓や渡良瀬橋など、去年秋
と比べても、さらに進化しているように感じました。また今回のツアーで一番重要な曲で
ある100回のKISSの歌唱は、月並みな表現ですがすばらしいの一言でした。
演出のほうもハロプロ系では良く使われるモニターディスプレイをやめて、ライティング
で魅せる形をとっていましたが、正解だったと思います。アイドルあややではなくて歌手
松浦亜弥のステージを作る、という意図は十分伝わってきましたし、照明担当のスタッフ
は良い仕事をしたと思います。音響関係もハロプロの中では一番良いと思うし、スタッフ
に恵まれているのかもしれません。

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セットリストについては、恒例の年頭のアルバムがベストアルバムだったため、それに準
じた形になっていましたが、個人的には正解だったと思います。もうちょっとマニアック
な選曲のほうがヲタには歓迎されたとは思いますが、あややの歌を聞かせる、というコン
セプトからすると、おなじみの曲で今のあややを感じて欲しい、という意図があったのか
もしれません。ほとんどフルバージョンでしたし、アカペラという新しい試みもあったし、
満足できる内容だったと思います。
メロン記念日がゲストということで、どういうふうに絡むのか、ツアーが始まる前は若干
不安でしたが、いい感じにまとめてあったと思います。ですが、個人的にはゲスト無しの
完全ソロのほうが好ましいと考えています。ヲタ向けにはメロン記念日がゲストでも問題
はないでしょうが、一般層向けではありません。衣装チェンジ等々の関係でビデオとかを
使いたくない、というのはあったかもしれませんが、ビデオも作り方次第だと思います。
メロン記念日を一般層に売り込もう、などという意図があったとしても、赤フリ当時なら
ともかく、肉エロではどうしようもない、というのがわたしの率直な意見です。

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去年の松クリスタルでは、極端に言うとほとんど流して歌ってるような公演が散見されま
したが、今回のツアーでは、少なくともはじめから終わりまでそういう風に見える公演は
ありませんでした。※名古屋公演は見てませんが、けっこう評判が良かったようです。
去年は女優としても活動していましたが、MCなどから女優業はあんまりやりたくなさそ
うなニュアンスが感じとれるし、歌手としてがんばろうと思ったのかもしれません。
また、ツアー中にフライデー騒動がありましたが、その影響でこりゃやばい、と思ったの
かもしれません。実際の胸中はわかりませんが、前にも増して前向きにライブに取り組ん
でいく姿勢は一ヲタとしても歓迎できるし、今後のさらなる飛躍も期待できそうな予感が
します。

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心配なのは、中野公演のアクシデントと声の調子です。初日の座間と後浦なつみツアーの
千秋楽とでは、声の調子が全然違います。元々低音は苦手なタイプですが、かなりかすれ
ぎみになっています。どういう事情でこのようなハードスケジュールになっているのかは
一介のヲタにはわかりませんが、なんとか乗り切って欲しいものです。