Buono! ファーストライブツアー2009 〜winterフェスタ!〜 Zepp Nagoya(2009.12.28 18:30)

帰省のどさくさで名古屋に yo・ri・mi・chi をして観てきたので、とりあえず簡単に感想でも(遅)。 今回はファミリー席ということで、寒空の下、入場列に並ぶ必要がなかったのはよかったです。
Zepp Nagoya
写真は 1000 番台あたりが入場している頃かな。 ま、当日の名古屋は、めちゃくちゃ寒いというほどでもなかったですが。 ちなみに 18 時のデータは、気温 5.1℃、西北西の風 4.3m/s でした(by 気象庁)。

本編雑感

やはり楽曲が粒ぞろいなところが Buono! の一番の魅力じゃないかなーと、あらためて思いました。 ジャズだろうがロックだろうがアイドルポップだろうが、初めに楽曲ありきですからね。 もちろん、メンバーのパフォーマンスも大事だけれど、そこは過去の実績からして心配いらないし、当然のように今回もバッチリ! リリースとライブを重ねてきて、グループとしてのバランスもどんどんよくなってきているし、観ていて萎えるようなポイントはなかったです。 強いて言えば桃子ちゃんが若干調子悪いかな?という印象だったけれど、三人のバランスをスポイルするほどではなかったし、問題ないでしょう。 ハイクオリティな楽曲に魅力溢れるメンバーのパフォーマンス、Buono! のライブにハズレなしという格言がありますが、まさにそのとおりでしたね。
あと、観客のノリが普通のロックのライブに近いところも心地よさを感じさせてくれた一因でしょうか。 推しジャンしている奴やサイリウムを持っている奴がいるのは相変わらずだけどw 観客の醸し出す空気というのはライブの構成要素として大きなウェイトを占めるので、とても重要です。 こういうのも Buono! ならではの楽曲のテイストがあればこそなのは間違いないのでは。 う〜ん、ロックだぜ!


□Dolce
そんな Buono! のライブではありますが、唯一気になるのはバンドの演奏です。 ドルチェのみなさん、別に下手ではないけれど、歌のバックとしては物足りないんですよね。 特に、楽曲によってはリズムがドタバタ気味になって締まりがなくなるところが。 ドルチェ単独のライブなら気にならないかもしれないけど、Buono! のライブでは同期データを駆使したオリジナルアレンジでの演奏というアプローチゆえ、いろいろとアラが出やすい状況になります。 Buono! との繋がりの強さを考慮すればドルチェ(ejiさん)がバックにいることの安心感は無視できないし、ライブなので多少ラフなのは味になるとしても、タイトにキメるべきところはキメて欲しかったかなあ… ここらへんを踏まえ、次回はドラムとベースに女装した高尾俊行さんと千ヶ崎学さんなんてのはいかがでしょうかw


ドルチェで一番印象的だったのは、やたらとギターを替える菅原潤子さんかな。 普通のロックバンドのライブでも、あれだけギターを取っかえひっかえする人は見たことがないです。 ちなみに、使用機材は、60's なホワイトの Fender Stratocaster(菅原さんのブログに写真あり)、Tom Anderson の ナチュラル仕上げ+ベッコウ柄ピックガード、SSH 配列でシンクロナイズドトレモロなモデル、渋いカラーの Fender Telecaster Custom(以上二本は同ブログよりこちら)、Ibanez のマーティーフリードマン・シグネイチャーみたいなシルエットでメーカー不詳のモデルの 4 本、アンプは MATCHLESS のコンボででした。
どれだけ取っかえひっかえしていたかというと、M10 で Tom Anderson、M11 でモデル不詳のやつ、M12、M13 でテレキャス、M14、M15 でストラト、M16 でテレキャス、M17 で Tom Anderson(以下略というせわしなさ。 で、頻繁にギターを替えていた理由ですが、キーがオリジナルと違う楽曲がある、というのも影響しているような気がしますね。 例えばテレキャスを使っている M12、M13 はオリジナルより半音上げだったし。 オリジナルキーの M18 で、テレキャスにカポを付けて弾いていたところからすると、テレキャスはチューニング自体が半音下げだったものと思われます。 ポジションによって(例えば開放弦の使い方とか)、どうやったらキーが変わった曲に対応しやすいかは一概に言えませんが、半音下げチューニングで半音上げの曲ということは、一音上げのポジションで弾いていた、ということになりますね。 さすがにそこまでチェックしていませんがw
あとは普通に、欲しいサウンドによってギターを替えていたものと思います。 Buono! の楽曲って、ギターが前面に出ているものが多いので、こういうコダワリはいいですね。 中でもホワイトのストラト、特にクランチ気味のサウンドはかなりいい音でした。 ウチにも一本欲しいかもw


ついでといってはなんですが、eji さんの機材も。 今回は ROLAND RD700+KORG CX3+KORG microKORG XL というラインアップ。 CX3 でのオルガンプレイがなかなかかっちょよかったんだけど、PA のバランスがキーボードの音量が小さめだったのは惜しいです。 もう少し大きくてもよかった気がします。


□セットリスト
VTR(衣裳早着替え対決)以降はドルチェがバックです。


M01.Bravo☆Bravo
M02.MY BOY
M03.ロッタラ ロッタラ
M04.ホントのじぶん
M05.バケツの水 / 嗣永桃子メイン
M06.ガラクタノユメ / 夏焼雅メイン
M07.君がいれば / 鈴木愛理メイン
M08.無敵の∞Power
M09.ガチンコでいこう!
−VTR−
M10.ワープ!
M11.キライスキダイキライ
M12.ロックの神様
M13.泣き虫少年
M14.キラキラ
M15.消失点 -Vanishing Point-
M16.ゴール
M17.恋愛ライダー
M18.れでぃぱんさぁ
M19.Kiss! Kiss! Kiss!
−Encore−
M20.You're My Friend
M21.Winter Story


つんく♂作曲のシングル 2 曲を頭に並べていたり、同じくつんく♂作曲の「Take It Easy!」を外しているのに、その c/w である「キライスキダイキライ」を入れていたりするところに、ある種の意志を感じるのはワタシだけでしょうか。