松浦亜弥 コンサートツアー2009秋 〜想いあふれて〜 八王子市民会館(2009.9.6 14:00/17:30)

二日目です。 今日は日差しが強く気温も高めで、文字通り残暑という感じですね。 会場が駅から遠いので、歩いてるだけなのに結構汗をかいてしまいました。 フリーコーナーのセットリストが楽しみだわ〜。
八王子市民会館
昼公演と夜公演の間に撮った写真ですが、なんだかまたーりとした雰囲気ですねえ。 ワンダメンのコンサートと比べると、落ち着いているというか覇気がないというかw 娘。コンなんかだと年齢層はそんなに変わらない気がしますが。

本編

昨日の一種異様な空気から一転、今日から通常営業という感じでしたね。 注目のフリーコーナーもエンジンがかかってきたようで、ワガママ全開のあややに翻弄されるバンドメンバーが不憫です。 が、観ている方は実に楽しいので、ガンガン行っちゃってくださいとゆいたいですw すごく聴きたかった曲も聴けたし、この企画にゴーサインを出したスタッフさんに乾杯! お客さんのリクエストに応えて選曲するというのはライブという意味では究極だし、同時にあややらしさも満喫できるという、とても贅沢なコーナーですねえ。 いいところで歌詞を飛ばしたりするのが玉にキズだけどw


□バンド(追記)
菊池さんが使っているアンプは VHT のヘッドと Custom Audio のキャビネットかな? 初日よりは席が前の方だったものの、下手側で距離があったためよく見えなかったけど。 アコースティックギターは Taylor だけじゃなくて Cole Clark の大振りなモデルも使っていました。 梶野さんは Fodera をメインに、MusicMan の StringRay フレットレスモデルも。 あと、CHINO さんがアンコールで YAMAHA SP80 を弾いていました。 今回はキーボードが井出さん一人なので、それなりに同期を使っていますが、アンコールだけ二人体制なのは何かコダワリがあるんでしょうか。


PA がシンプルなミキシングで各楽器をステレオに振っているので、席が端の方だと反対側の楽器の音が聴き取りづらいです。 下手側だと菊池さんのギター、上手側だと井出さんのキーボードの音量バランスが小さくなってしまうのが残念ですね。 全体の音量自体はけっこうなレベルで音圧は十分以上にあるし、音質もまあまあなのはいいんだけど。 まあ、こういうのはありがちなんでしょうがないかな。


□セット
ホールでのコンサートとしては歴代で一番シンプルかな。 でかい平台と中央付近に三段くらいの階段があるだけです。 なっちコンなんかもそうですが、サウンド重視で予算少なめならこんなもんかなーという感じです。 欲を言えばスクリーンがあるといいんだけど、カメラマンの人件費もかかるし、なかなか難しそうですね。


□セットリスト(前半)
アバウトに言えば、ツアーふたつ分を強引にひとつにまとめましたーという感じ。 良く言えば盛りだくさん、悪く言えば詰め込みすぎなんだけど、メリハリがあるし、集大成的な見せ方としては上手いと思います。 そう言えば、あややから AYAWAY掲示板やブログのコメント欄でセットリストをネタバレしないようにというお達しがありましたねー。 ネタバレコメントは削除すると言っていました。 つうことで、ネタバレ全開で感想でも(初日分も含めて)。 ちなみに公演時間は 2 時間ちょっとでしたが、2 時間をメドにしているのかも。


M01.桃色片想い

  • ツアータイトルが描かれた幕が落ちてライブスタート! オープニング SE はビッグバンドでスゥインギーな感じの曲。 聴いたことがある気がするけど、思い出せませんw
  • イントロとともにセット中央に登場です。 幕が落ちる前にスタンバイしていますが。 ステージ両袖以外に、中央後方にも出入り口というか通路が設けられています。
  • 衣裳はピンクでキラキラした、いかにもアイドル!的なやつ。 山高帽みたいなのを被っていました。
  • フルコーラス。
  • アレンジはオリジナル尊重路線です。 ビーチ!のブレークのところで挨拶&客席を煽ったりとか。 振りをちゃんとやっていて、指さしでヲタどもジャンプしまくりみたいな。

M02.GOOD BYE 夏男

  • M01 のエンディングを伸ばしてというかシンセの音で引っ張って、その間に早くも衣裳チェンジ。 つっても、中央付近で上に重ねていたのを脱ぐだけですが。
  • 黒の肩だしでスカート部分がヒラヒラキラキラした感じのミニ+黒のブーツと、全体的に黒いです。 ミュージシャンも黒の衣裳で揃えていましたね。 髪形は軽くウェーブをかけて左側から横に分けた感じで、初日も二日目もほぼ同じでした。
  • フルコーラス。
  • 菊池さんのディストーションギターがかなり目立つので、オリジナルよりはロックなテイストが強め。 B メロのミュートでのバッキングとか、ギターソロとか、なかなかかっこいいです。 高尾さんのハイハットワークも効いているかも。
  • YOSHIKO 先生と MIHO さん登場。 新しい振りがついていて、割とマネしやすそう。 二人を引き連れてステージ上を下手上手に移動する光景、どこかで観たような感じですねー。
  • PA のスピーカーは花道ギリギリにセッティングされていたんですが、蛍光ピンクのテープでマーキングがしてあったので花道使うかなーと思っていたら、まずはこの曲で。 初日が下手側、二日目昼が上手側、夜が下手側へ来ました。

MC1

  • 松浦「八王子の皆さま、想いあふれてライブへようこそ、松浦亜弥でーす」(初日)
  • 松浦「あーしんどいしんどい。昨日ねえ、夜公演やったんですけど家に帰って体重計に乗ったら 1 キロ痩せてた」(二日目昼)
  • 松浦「二十歳越えるとちょっとしんどいんだよね。(客席『えーー』)みなさんの半分以下くらいですけどね。(客席『えーーーーー』)」(二日目夜) 半分以下って、40 代後半なのはごく一部だと思いますw
  • ここでは軽くメンバー紹介。 以下、三公演分ごちゃまぜです。
  • YOSHIKO 先生はツアーが終わると目出度く 40 歳になるらしい。 「二十歳のライブの DVD で泣いてる人」とも(二日目昼)。
  • MIHO さんはツアーのために毎週末仙台から通っているらしい。 「旦那さんとの仲が悪くなったら間に入るから」とか言ってました(二日目夜)。
  • ダンサーの二人はここで一旦はけ。
  • 初日だけパーカッションが萱谷さんでしたが、紹介する時に「とっても覚えが速くて、福ちゃんいらな… あっ」とか。 ひでえw
  • 福ちゃん初登場の二日目昼は「なんで昨日はいなかったのか知らないけど」と言われてました。
  • 井出さんは「バンドメンバーの中で一番のイケメンでしょう。でも、残念! 奥さんがいます」(初日) 確かにイケメンでしたね。
  • CHINO ちゃんはちっちゃいけどすごい声を出す、と紹介。
  • わたしよりでしゃばるところがあると紹介されたカジやん、さっそくスピーカーに足を乗せて「いいからっ」と突っ込まれてるしw(初日) 二日目昼は「誰だっけ?思い出せない?スジやん?」、二日目夜は「ベースそれ?サジやん?ラジやん?」と弄られ放題でした。
  • キクちゃんは妙なポーズをとって「かわいくないかわいくない」と突っ込まれてました(二日目夜)。
  • 最後に「ボーカル、あやや!」と自分を指さして締め。
  • 初日はこの後も少し話がありましたが、二日目はさっそく曲へ。 公演時間短縮の為と思われます。
  • 以下、初日の MC から。
  • ブログの話題が出て、どうせ三日坊主だろうと思われるのが悔しいので、とりあえず四日はやったと満足そう。
  • 本ツアーについて、想いあふれてツアーがラストのライブになるということもあって、9 年間の流れを振り返りながら、初めての人にも楽しんでもらえるよう考えて作ったそうです。 
  • 松浦「みんなマイナスな気持ちは捨てて、楽しもうと思ってお付き合いいただけたら嬉しい」とも。
  • いろんな事をやりたすぎて詰め込んでしまったので時間がタイトになっている、おしゃべりも何分までと決まってるけど、すでにしゃべり過ぎとか。 ちなみに、この部分は 1 分だそうですが、初日は派手にオーバーしてますねw

M03.Fallin'

  • ここから M06 まで、最新アルバム「想いあふれて」からの選曲です。 今回のライブは大きく分けて 4 部構成みたいな感じになっていて、ここは第 2 部相当ですね。
  • フルバージョン。 オブリも含めて、ほぼオリジナルどおりのアレンジでした。
  • 手拍子をしているヲタがちらほらいたけど、こういった AOR 的な楽曲の時はやらないほうがいいと思います。 特にサビはリズムもキモなんで、手拍子がマヌケに聞こえるかも。
  • 抑え気味のあややのボーカルがいいですねー。 ヴォーカルに乗っているホールの残響も気持ちいいです。 しみじみとした味わい。

M04.結婚しない二人

  • フルバージョン。 この曲もほぼオリジナルどおりのアレンジです。 菊池さんの CAR なストラトがなかなかよい音でした。
  • ダンサーの二人と CHINO さんが前に出てきて、ダンサブルかつオシャレ!です。
  • 詞も含めて、こういった少し大人でおしゃれなテイストは今のあややに合っているんだけど、楽曲そのものにもう少しパワーがあればなーと思いますね。 M03 なんかもそうですが。 あややの歌声とバンドが作り出す空間は文句なしに心地いいんだけど、そこはかとなく薄味な印象を受けます。 パフォーマンスに問題があるとは思えないんで、そう感じるのは楽曲のクオリティに起因するのかなと。 クオリティと書いちゃうと語弊がありますが、なんちゅうか、小綺麗すぎて引っかかりが足りないというか。 もうちょっと書きたい事があるけど、ライブの感想には直接関係ないのでこのへんで。 まあ、アルバム「想いあふれて」を聴いた時の印象そのままです。 

M05.boomboomboom

  • フルバージョン。 ほぼオリジナルどおりのアレンジなんだけど、リズムのメリハリが強めというか、ラテンらしさがやや薄まった感じ。 ノリが少々もっさりしている気がしないでもなかったり。 間奏でちょっとしたソロ回しが。
  • マネしやすい振りがついています。
  • 現場で思いましたが、歌詞がめちゃくちゃ聴き取りにくいですね。 いい加減に歌ってるわけではないけど、間違えてもわからないかもw

MC2(初日)

  • 歌い終わったあと、平台のやや下手側に座り込んで「ちょっと亜弥ちゃん、無理かも…」とかw 客がえーえー言っていると「しんどいんだよー!」と言い返していました。 久しぶりにライブでちょっと踊った、体は正直だそうで。 客席から「おばさん!」の声が飛んで「いまどこの誰が言ったの?」でヲタ「ごめんなさい」というやり取りもありましたね。
  • M03 〜 M05 はあややが好きな曲、みなさんの反響が良かった曲だそうです。 「どうだった?」と客席に聞いてましたが、苦情はAYAWAY の「みんなのひとりゴト」に書けと言っていました。
  • ブログのコメントをめっちゃ読んでる、だだし自分に都合のいいのだけだそうで。 
  • しゃべりすぎるとステージ最前らへんに設置されている赤ランプが点くらしい。

MC2(二日目昼)

  • 松浦「久しぶりに踊ったら…疲れちゃってー」
  • ダンスを覚えるのが大変なんだとか。 ハロプロにいる時はごっちんカンニングしていた、次なんだっけ?と思っていると「まっつー次こうだよ」と頼りになったらしい。
  • カンニングするためにちょっと後ろがいいと YOSHIKO 先生に言ったら、何言ってんの?と言われたらしい。
  • 「なんかみんながそんなに疲れてないのがイラッとしてきた」と若干関西弁のアクセントでゼイゼイしながら言っていましたw

MC2(二日目夜)

  • 松浦「暑いー暑いー(ステージ下手袖に向かって)空調マックスでお願いします」
  • 客席から「亜弥ちゃん、可愛いー」と女の子の声が飛ぶと、「ありがとう、ありがとう、どこにいる?」とわざわざ探して、派手に投げキッスをしていましたね。 「着メロにしていい?」とも聞いてました。
  • ここの MC、だんだん短くなっているのは明らかに時間調整の為だと思われます。 今回は MC が多めなので、短くすべきところはズバっといかないと収拾が付かなくなりますからねえ。

M06.中央改札

  • フルバージョン。 アレンジはオリジナル尊重路線ですが、ややシンプルな感じかな? この曲だけ、菊池さんがセミアコ(ES-355?)を使います。 ギターソロはオリジナルどおりでした。
  • 平台中央に腰掛けて歌います。
  • 本当の「想いあふれて」コーナーともいうべき M03 〜 M06 を聴いていると、アルバム曲中心のツアーも観たかったなーという思いが強くなりますね。 上の方で楽曲の出来がどうしたこうしたとか書いていますが、パフォーマンス自体は文句なしですから。 今まで全編をとおしてしっとりとしたムードが強めのツアーはなかったし、大人なあややで聴かせるチャンスでもあったわけで、実に惜しいなと思います。 そういうのは復帰後のツアーに期待しますか。


前半でもないけど後半(id:anomala:20090912#p2)へつづけ!