MR.BIG Japan Tour 2009 横浜アリーナ(2009.6.21 17:00)

モーニング娘。のイベントに続き二日連続の横浜、MR.BIG の再結成ツアー追加公演へ行ってきました。 気がつけば「Live And Kickin'」から 18 年ですかあ… もうそんなに経つんですねえ。 娘。ですらデビューから 12 年目ということを考えれば意外な数字ででもなんでもないけど、まさに "光陰矢のごとし" です。

本編

センターやや後方の通路席で視界はそこそこ良好だったけど、なにせ A パターンの横アリですから。 最近は外周路アリの B パターン(要するにハロコン)ばかりだったので、あらためて会場のデカさを実感しまくりです。 追加公演ながらスタンド席も含めてほぼ満員の入りで、客層は 10 代の若造から 50 代のおやぢおばはんまで、かなり幅広い感じでした。


□雑感
定刻から 15 分ほど遅れてライブスタートです。 短いオープニング SE(ビッグバンドで 50's な「I believe in you」)に続いて、まずは「Daddy,Brother,Lover,Little Boy」から。 お約束っぽいけど、まさにキター!という感じですね。 超久しぶりに生で見るメンバー、一番印象的だったのは Billy Sheehan かな。 Billy に関しては Niacin でのプレイも観ているので久しぶり度は低いんだけど、なんか老けたなーと思いました。 実際、メンバーの中では一番年上だし(今年 56 歳)、年相応と言われればそのとおりなんだけど。 もちろん、見た目だけの話で、プレイの方は相変わらずでしたねー。 サッポロ黒ラベルとおぼしきビールを飲みまくりつつ、ブイブイ言わせていました。
他のメンバーはそんなに老けたという印象はないというか、昔がどんなんだったか記憶にないだけだったりしてw もちろん、DVD 等で観る過去の姿からすれば相応に歳をとってはいますが、メディアで観る姿と生の姿を比較すること自体、ちょっと違和感があります。 プレイに関しては、さすがに Eric Martin の声には衰えを感じさせる部分がチラホラあったものの、Paul GilbertPat Torpey のふたりは Billy 同様に、バリバリでしたね。


セットリストは、オリジナルメンバーによる再結成ツアーなだけはあって懐メロ大会と言ってもさしつかえないでしょう。 お馴染みのナンバーで客席も盛り上がりまくりです。 だだし、最近発売されたベストアルバムに収録されている新曲はポカーンだったけどw お約束のパートチェンジコーナーは「Smoke on the water」でしたが、ギターを弾いていた Eric がそのままギターソロをやるのかと思ったら、一旦ブレークして再度メンバーチェンジ、ギターが Billy になったのは残念だったかなあ。 Eric のギターソロ聴きたかった…というほどでもないか。 ボーカルは前半 Billy、後半 Pat で、両者ともなかなか聴かせていました。 ウドーのツアー日記を読むと、「Smoke on 〜」に拘っていたのは Pat らしい。 確かにドラムソロ以外で唯一あからさまに目立つことが出来る曲ですからね。 さぞや気持ちよかったんだろうなあ…


あと、個人的にツボだったのは、Paul が相変わらずギターに関しては悪趣味だったところ。 プレイじゃなくて、ルックスの話ですが。 ペパーミントグリーンみたいなフィニッシュに、でっかく "菊水" の文字がペイント(シールかも?)されたモデルとか、常人ではありえないセンスですね。 "らしさ" を感じさせてくれるという点では、ポイント高いけどw プレイそのものは、ややアドリブで誤魔化していたフシがなきにしもあらずだったのと、サウンドが昔とはかなり違うのは気になりましたが、違和感を感じるほどではなかったですね。 Paul 節は健在でした。



とりあえず、こんな感じ。 ギター(ベース)のヘッドにセットした小型カメラの調子が悪いとか気になるポイントはありましたが、基本的には満足できるレベルのライブだったように思います。 MR.BIG が青春時代の BGM だった人(ワタシより若い世代)からすれば感涙ものだったのでは?