モーニング娘。 コンサートツアー2009春 〜プラチナ9DISCO〜 松戸森のホール21(2009.3.20 15:00/18:30) その2
こちら(id:anomala:20090321#p1)の続きです。
□セットリスト(後半)
引き続きネタバレ全開!っと。
M01.SONGS
M02.泣いちゃうかも
OPENING MOVIE
M03.みかん
MC1
M04.笑顔YESヌード
M05.情熱のキスを一つ / 高橋愛・新垣里沙・田中れいな
M06.片思いの終わりに / 亀井絵里
MC2
M07.ファインエモーション! / ジュンジュン・リンリン
M08.私の魅力に 気付かない鈍感な人 / 光井愛佳+ジュンジュン・リンリン(バックダンサー)
M09.弱虫 / 新垣里沙
M10.It's You / 道重さゆみ+高橋愛・亀井絵里(バックダンサー)
MC3 / 久住小春・ジュンジュン
M11.LOVEマシーン
M12.恋愛レボリューション21
M13.SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜
M14.THE マンパワー!!!
M15.青空がいつまでも続くような未来であれ!
- M11 〜 M15 はメドレー形式です。
- 衣裳は、ギンギラギンなミニのワンピ。
- 10分強とそこそこの長さを取っていて、アレンジや繋ぎ方もけっこう面白いものの、どれも中途半端な感じになってしまうのが勿体ないかなあ… メドレーなので当たり前だけど。 選曲に関しても、"DISCO" にかけたのかもしれませんが、M11 とか M12 は今さら感が強すぎるように思いました。 もしかして、非ヲタ層向けという意味合いがあるのかな?
- そんな中、M15 のリンリン独唱は聴きどころかも。 えらいジャジーなピアノをバックに、メロディを崩しつつ歌い上げています。 最初、曲がわからなかったくらい(歌詞でわかった)。 娘。としてはかなり異質な歌い方だけど、普通に上手いので聴き惚れてしまいますね。 やるな、リンリンって感じ。
- ここはリンリンによる中国語講座です。
- 前振りのエピソードトークから一言取り上げて、それを中国語に訳します。 で、その中国語を使った小芝居で締めるという、超ぬるい(もしくは寒い)コーナー。
- 昼公演は亀ちゃんが語るエピソードから「指が入ってますよ」、夜公演はさゆが語るエピソードから「これはダサいで」でした。 で、夜公演では本題に入る前に、さゆが愛ちゃんのソロトーク(MC2、さゆとリンリンの話が出てきた)に触れて、自分だけ悪い例として登場して申し訳ない気持ちになった、今度この三人で行ってよろしくお願いします、とフォローを入れていましたね。 この程度の自由度はある模様です。
- とにかくマジでぬるいんだけど、脱力するという意味では休憩時間として悪くないかも?
M16.香水 / 久住小春・ジュンジュン
- 衣裳は、サーモンピンクのワンピースにベージュのジャケット+ピンクの髪飾り。
- メンバー分割コーナーその2はこの曲から。 初回公演ならではのイントロでのどよめきは、この曲が一番大きかったような気がします。 それだけ意外な選曲だったと。
- とにかく、娘。に全然関係のないナンバーを持ってきている意図が理解不能ですねえ。 マンネリ感を打破するため、とか? う〜ん、謎すぎる…
- パフォーマンスについても、柴ちゃんの歌声で馴染みすぎている楽曲ゆえ、違和感バリバリですね。 上手いとか下手とかの問題じゃなくて。
- 1番が小春ソロ、2番がジュンジュンソロです。 最後のフェイクはジュンジュン。
M17.The 美学 / 田中れいな
- 衣裳は、赤/金のミニでとにかく派手です。 ブーツも赤でラメラメな感じ。
- 趣向としては M16 と同じですね。 2006年秋コンで「恋人は心の応援団」を歌ったことはありますが、「キラキラ冬のシャイニーG」までの繋ぎみたいなもんだったし、無理やり解釈すれば梨華ちゃん繋がりだし。
- ということで、唐突な印象は否めません。 主旨としてはメンバー個々にスポットライトを当てたいのでしょうが、M16 も合わせて、ここだけハロコンみたいです。 重複しますが、手はいろいろとある中、あえて娘。に関係のない曲を持ってきている意図が不明なんで、どうもすっきりしないですね。
- れいなは楽しそう。
- MC GAKI(新垣里沙)のラジオ?コーナーです。
- 中央階段の上の方、やや上手寄りに腰掛けて。 スクリーンには赤字に白文字で「ON AIR」と表示されていたりとか。
- 軽快な BGM をバックにお便りを読む、という形になっていて、A4 くらいの紙を手に落ち着いたトーンで語る3分間。 ガキさんの語りだけで、ゲストは登場しません。
- 昼公演では、M18 の曲紹介で客席から歓声が。
- MC4 と同様に、純粋な休憩時間みたいなもんかな?
- 衣裳は、腕の部分がシースルーになったきらびやかな白のロングドレス+白の髪飾り。
- セット上段上手側から登場して、しばらくそのあたりで歌っていました。
- 本ツアー注目の一曲かな。 やすす矢口とやったディナーショーでは披露されていますが、普通のコンサートでは初披露ですね。
- 歌はもちろん、歌っているときの表情や仕草も含め、愛ちゃんワールド全開ですねえ。 個人的には、ゆったりとしたテンポの楽曲を丁寧に歌うシチュエーション(=音程がやや雑になることがない)が一番好きなので、これはもう文句なしによいです。
- 昼公演と夜公演で髪型が違っていたんですが、夜公演の、ストレートでおろし髪+耳がのぞいている形は、可憐さが強調された感じでマルでした。
M19.Take off is now! / 高橋愛・新垣里沙・田中れいな
- 衣裳は、黒地に白の細いジグザグストライプな片方の肩出しミニ+黒のロングブーツ。 れいなだけ白のカラー付。
- M05 と同じメンバーだけど、ニューアルバム収録曲だし、さすがに外すわけにはいかないのかな。
- バックトラックが若干弄ってあって、イントロ前にアウトロのパートをくっつけて、そこでひとりずつスポットライトを浴びながらの登場→揃ったところで本来のイントロへ、という構成になっています。 余波でエンディングはあっさり終わり。
- 秋ツアー、ハロコンに続いての披露だけに、新鮮味は無いですね。 その代わり、パフォーマンスの成熟度は上がるというプラスな面もありますが。
- 昼公演で愛ちゃんのマイクがトラブっていました。 上手袖から颯爽と現れて瞬時にマイクを交換して走り去っていくスタッフがかっけー。
M20.グルグルJUMP / 久住小春・ジュンジュン・リンリン
- 衣裳は、カラフルなワンピース。 昔、あややがこんなの着ていたなー。
- M19 同様に秋ツアー、ハロコンで披露されていますが、秋ツアーはワンハーフ、ハロコンは他にメンバーがいたので、オリジナルのフルバージョンは初披露ですね。
- 今回のセットリストでは貴重な?明るくはじけるナンバーなので、当然ながら客席は盛り上がります。
- 三人が輪になってグルグル回るところが無かったような気が… あったかな?
M21.HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜
- 衣裳は、フードに耳がついたヒョウ柄のパーカー。 ボトムはいろいろだったような気が。 れいなだけ、腰から白いファーのしっぽみたいなのをぶら下げていましたね。 れいな "だけ" 違うって、けっこう多いかも。 この衣裳に限らず、ポケモーのツアー日記の写真に衣裳を着たショットいっぱいあるので、それを見れば一発でわかります。
- 他の曲でもあったけど、リアルタイムの映像にエフェクトをかけた演出が格好いいです。
- なんつってもガキさんですね。 似た声質のメンバーがいないので目立つ分得をしているという面もあるけど、楽曲にマッチしていて GJ です。
M22.リゾナント ブルー
- 間髪入れず始まるのはいい感じ。
- フルバージョンで間奏のダンスもちゃんとあるし、よかよか。
MC6
- ここは簡単な客煽りのみです。 「2階席、3階席のみなさん、楽しんでますかー」みたいな。
M23.ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。
- 盛り上げ系では定番曲のひとつですね。 去年の横アリ以来かな?
- M21 からの締めはメンバー全員で歌う楽曲を並べていて、大人数ならではのエネルギー密度がいかにも娘。コン!という感じです。
- 当然ながら客席も盛り上がりまくり。 定番すぎるので別の曲でも良かった気はしますが、定番には定番たる理由があるので悪くはないかもしれません。
−Ecore−
M24.その場面でビビっちゃいけないじゃん!
- アンコール明けでいきなり始まります。
- 衣裳は、簡単に言えば脳天気系かな。 カーニバルにピッタリな感じで、原色の花かなんかの柄に黄色い縁取りがあってデザインはバラバラです。 あと帽子を被っているんですが、小春のメキシカンハットがアホみたくでかくて笑えます。
- 1曲目に披露されていた秋コンでもそうだったけど、イントロに乗せての、ガキさん「ハイ!ハイ!ハイ!ハハイ!」がいいなあ。 あれだけで何とも言えない幸せな気分になりますね。 個人的には、娘。の持ち歌ではこういった明るめのナンバーが好きなので、余計に。
MC7
- ここは最後の挨拶です。 そこそこ時間を取っていますね。
- 立ち位置は下手側から、亀ちゃん、小春、リンリン、ガキさん、愛ちゃん、れいな、ジュンジュン、光井ちゃん、さゆ。
- 昼公演で、愛ちゃんのブーツの飾り(花)が片方取れてました。 で、夜もそのままだったような気がします。
- ちょっとした感想を言うのが聴きどころだけど、明らかにネタに走っているメンバーもw そんな中、印象に残ったのは…
- 昼公演
- (新垣)一番最初登場するときに "みなさん、会いたかったよー" みたいな、すっごい楽しくて。 曲が始まる時にみなさん "ヴォ〜〜〜" と、お腹の底から "ウォ〜〜" みたいな声が私たちの胸に響いて、この日のためにがんばってきて良かったと思いました。
- (田中)大好きな「The 美学」をみんなの前で歌えて "今、れいなの時間だー" と嬉しかった。
- (亀井)今日はなんだか個性豊かな方が沢山いて、いろんな色のTシャツを着てるし飛び方もそれぞれ違うので、心からパワーを感じました。
- (道重)いつもさゆみからみなさんにパワーを届けようと思ってるのに、みなさんの声援でパワーを貰っているなというのを感じます(ここは定型っぽい?)。 キメは「さゆみん術にかけちゃうぞ!」
- 夜公演
- (田中)れいなが好きな衣裳はヒョウ柄のやつ。
- (亀井)いつもより、2、3名くらいメガネの方が多いんです。 わたし気づきました!
- (道重)キメは「みなさんの熱い声援で沸騰ぎみでした。(頭の後ろで手を開いて)『ポッ!』」
- 噛みまくりの愛ちゃん。
M25.雨の降らない星では愛せないだろう?
- バックトラックは当然ながら?アルバムバージョンです。
- とりあえず衣裳と曲がぜんぜん合ってねえw ビビッドな色合い脳天気すぎて、ちょっとシュールな感じですね。
最後は M25 のディスコティックなアレンジバージョンに乗せて、客席に挨拶→手を繋いでバンザイの流れ。 ガキさんがはける直前に「楽しかった人ー?」と言ってましたが、ちょい聞こえにくかったのは残念でしたね。
とりあえず、こんな感じ。 メンバー個々にスポットライトを当てる構成になっているので、大雑把に言えば、こぢんまりとした印象が強かったように思います。 もちろん、聴きどころもそれなりにあるし、MC とか、公演が進むにつれて変化していくであろう部分もあるので、残りの公演が楽しみですね。 しかし、「COVER YOU」がすっかり無かったことにされているところは象徴的です。 何曲か現場で聴いてみたい曲があったので、いつの日か披露されるのを期待しよう。