モーニング娘。 コンサートツアー2009春 〜プラチナ9DISCO〜 松戸森のホール21(2009.3.20 15:00/18:30)

いよいよ娘。春ツアーが始まりましたねー。 とりあえず初回だけの予定だったけど、例によってヲタもだちに誘われて夜公演も観てきたりして。 雨も昼前にはあがって、とても気持ちの良いお天気でした。
森のホール21
写真は昼公演終了後にホール隣の芝生に寝転がりつつケータイでパチリ。 天気がいい時限定ながら、この芝生がポイント高いかも。

本編

いきなりネタバレっぽくなりますが、昼夜でセットリストは同じです(日替わりの可能性はあるけど)。 で、肝心の公演の感想は、良く言えば構成が練ってあってまとまりがある、悪く言えばこぢんまりしすぎでいて開放感に乏しい、でしょうか。 ニューアルバムのテイストがそのまま引き継がれている感がなきにしもあらずかなあ? ぶっちゃけ、初日を観ただけでは良いんだか悪いんだか判断不能ですね。 
あと、娘。コンらしからぬ新機軸が取り入れられていて、こちらも評価が分かれそうなところです。 この部分、個人的には "ナシ" かなー。 ニューアルバム収録曲の一部を去年の秋コンで先行披露しているので、新鮮さを出すための持ちネタがないのは理解できますが、他にいくらでも手はあっただろうにと思ってしまいました。 パフォーマンス自体はそれなりに楽しめたものの、やっぱり引っかかります。 


□会場
ハロプロでは超定番ホールのひとつなので、今さらどうこう書く必要はないけど、とりあえず。 今回は昼夜とも10列前後の位置でしたが、やはり床のスロープが緩すぎ。 幸い通路席だったので大した弊害はなかったけど、ちゃんとした段差が欲しいです。 さらに、ホールの残響が多いのも、こういったカラオケコンサートではマイナスポイントかな。 定番ホールのひとつ、ハーモニーホール座間なんかもそうですね。 音数多めなトラックでは残響のせいでボーカルが埋没してしまって、聴きづらい音になります。 いっその事、スピーカーの目の前とかいいかも?


□セット
三段構成(元のステージを含めて)で、基本的にシンプルです。 中段は高さ50cmくらいの平台、上段はけっこう高めで、中央にやや幅広の階段がついています。 真ん中にはアスペクト比 16:9 のスクリーン。 全体的な装飾はクールな感じかな。 ツアータイトルには "DISCO" と入っているけど、それ風でもないような気が。


□セットリスト(前半)
ということで、セットリストに沿って軽く感想でも。 いつもどおりネタバレ全開です。 


M01.SONGS

  • アルバムを聴いて、コンサートの1曲目にやりそうだなーと思った人は多いはず。 で、そのとおりでしたね。 CD 音源だとちょっと新しい感じのサウンドですが、実際にコンサートで観て聴くと、娘。以外の何者でもない仕上がりなのはサスガ。
  • 衣裳は、中世風軍服(ベルばらみたいなの)をモチーフに黒と銀でクールにまとめつつ、スカート部分は銀ピカのミニ+黒のロングブーツです。 ちなみに、この衣裳で激しく足を蹴り出す振りがあったりしますが、いったい下に何枚重ねてるんだよ!と突っ込みたくなること請け合いです。 一番下は黒のショートパンツみたいなのでした。
  • ダンスを含めたパフォーマンスは、曲調に沿った感じ。 って、当たり前かw 具体的なディテールについては、さゆがセンターで展開するシーンがあった、くらいしか覚えてないなあ… 年を食うと物忘れが酷くていかん。

M02.泣いちゃうかも

  • 最新シングルというのもあるし、実際にダンスのフォーメーションなんかを観ても、ああ、娘。だなあーと思わせるパフォーマンスだったように思います。
  • M01 とこの曲ではかなりテイストが違いますが、路線というか、醸し出す雰囲気には近いものがありますね。 何がやりたいのかがわかりやすいという点で、2曲並べたのは正解では。 と、2曲続けて観て思いました。
  • 歌い終わったら速攻ではけ。

OPENING MOVIE

  • 位置は全然オープニングじゃないけどw
  • 地球を模したミラーボールとツアータイトルのアニメーションとか、3ポーズでのメンバー紹介とか、なかなか格好良かったかも。
  • 気になったのは「Produced by つんく♂」が無かったところ。 最後にバーンと出て客席無言というのがデフォだったので、あら?と思いました。 ツアータイトルのところで小さく出ていたのかもしれませんが。

M03.みかん

  • 衣裳はイギリスです。 わかりやすく言えばタンポポ風か。 赤のチェック柄ワンピースで、胸元とカラーが白、ベルトが黒。 足元は黒のロングブーツ。 ユニオンジャックの丸いバッヂとか付いてました。
  • 振りに天井を指さしながら片足を上げる部分がありますが、この衣裳だとなかなかエロいですね。 狙っているのはみえみえなんだけど、思わず見てしまうオレってなんて正直なんだろ。

MC1

  • ここは簡単な挨拶みたいなの。
  • 立ち位置は下手側から、新垣、亀井、道重、田中、久住、光井、リンリン、ジュンジュン、高橋の順番です。
  • しゃべったのは、ガキさん、愛ちゃん、亀ちゃん、さゆだけだったような気が。 光井ちゃんの曲紹介で M04 へ。

M04.笑顔YESヌード

  • 途中で衣裳チェンジ(上に重ねているのを脱ぐだけ)。 胴の部分が緑キラキラで裾のところに赤と黒のヒラヒラしたスカート状の何かが。 これ固有名詞があると思いますが、不勉強ゆえに知りません。
  • 光井ちゃんがセンターの位置どりで展開するところとか、この曲ならではかな。
  • 今回のセットリストの中では好きな楽曲のひとつなんだけど、もうちょっとバックトラックの音が良ければ(分離が良ければ)、より楽しめたような気がします。

M05.情熱のキスを一つ / 高橋愛新垣里沙田中れいな

  • メンバー分割コーナーその1の始まりはこの曲から。 
  • 衣裳は文章で説明するのは無理だなあ… 帽子、セパレート、黒がアクセント、生地は遠目には白と黄色のチェックに見える柄です(チェックじゃないけど)。
  • 椅子をステージ中央に置いて、ちょっと芝居がかった演出になっています。 楽曲のテイストに合わせて、そこはかとなく色っぽい感じ。 ガキさんがステージ前方下手側、愛ちゃんが中央階段、れいながステージ上段上手側で斜めに展開する箇所があるんですが、この時、ガキさんがやる、右手で右足をなぞる振りというか仕草がよいです。
  • CD 音源だとイマイチピンとこないけど、この演出込みで観ていると悪くないなーと思ってしまうのはコンサートならでは。

M06.片思いの終わりに / 亀井絵里

  • ステージ下手袖からの登場です。
  • 衣裳はごく普通のチェックのワンピースに白いサンダル。 なかなか似合ってました。
  • この曲は亀ちゃんにすごく合っていますね。 ほんわかした感じとか。 空中に字を書いて(なんて書いているのか不明)ふっと吹き飛ばす振りがカワイイです。
  • やたらマイナーキーの曲ばかり続くので、一服の清涼剤的な効果もあり。

MC2

  • ここはソロ MC のコーナーです。
  • 昼公演はれいな。 新しい加湿器を買った話を熱く語っていました。
  • 空気が汚れるとランプが赤くなる機能がついていて、弟といたらそのランプが赤くなったのでどうしたんだろと思ったら弟がおならをしていた、というような内容でした。 立ち上がって弟の動きを再現しつつ、語っていましたね。 
  • このコーナーは、ステージの照明が落ちた状態で中央階段に腰掛けてスタンバイ。 夜公演は愛ちゃんだったんですが、ヲタどもがれいなれいな騒いでいる中照明がついて「ふふ、高橋愛です」というのが可笑しかったです。
  • その愛ちゃんは、リンリンの誕生日にご飯に誘ってお祝いをした話を。
  • ステーキを食べに行ったそうです。 リンリンがさゆとご飯に行って知らないうちに会計を済ませていた話を聞いていたので(有名なエピソードですね)、誕生日だし、先輩として奢りたいし、伝票に目を光らせていたらしい。 で、その後香水屋さんに行ったそうです。 そこに新しい化粧水があって「これいいのかな?」という話をしたら、リンリンが、わたしも買う、買ってみて感想を言うから高橋さんは買わないでねと言うので、先にお店を出たらしい。 そしたら、リンリンが後から出てきて「はい、高橋さん!」とその化粧水をくれたそうです。 という、心が温まった話を愛ちゃんにしては珍しくよどみなく語っていました。

M07.ファインエモーション! / ジュンジュン・リンリン

  • メドレーを除いて、一番古い曲はこれかな?
  • 衣裳はムームーみたいなゆったりとした感じのパステルカラーなドレス+白いブーツ+ピンクの帽子。
  • 前にも書いたような気がしますが、この2人だけになると個人的には "娘。" という感じがしないです。 パフォーマンスに問題があるわけではないし、なかなか楽しそうなステージングで悪くはないけど、なにか違和感というか借りてきた感があるんだよなあ… ワタシが娘。ヲタとはいえない(熱心に情報を追いかけたりしていない)のと、曲が古めというのが関係しているのかも?

M08.私の魅力に 気付かない鈍感な人 / 光井愛佳+ジュンジュン・リンリン(バックダンサー)

  • 衣裳はカムフラージュカラーのタンクトップ+ショートパンツ。 腰のところにミニチュアのブーツみたいなのとか黒のキャップとか、いろいろとぶら下げています。
  • ニューアルバム収録曲ながら、去年の秋コンで先行披露されて話題になったので、もはやお馴染みの曲といっても差し支えないですね。 ノリやすい曲調なので、客席も盛り上がります。
  • 光井ちゃんの可愛らしさは十分出ているし、ことさら上手く歌うことに重点を置く必要はないと思いますが、もう少しパフォーマンスの安定度が増すといいかもしれません。 秋コンでも公演毎のバラツキがけっこう気になったし。

M09.弱虫 / 新垣里沙

  • ステージ上手袖からの登場です。
  • 衣裳は大人っぽい紫のロングドレス。
  • 初日にしてそれなりに聴かせてしまうのはさすがガキさんだなと。 スキルもそうだけど、歌声そのものの魅力が半端ないです。 娘。を象徴する歌声として、欠かせない存在ですね。
  • 歌っている時の表情なんかも見所かな。
  • どの現場にもアホなやつはいるもんですが、この曲にコールを入れるというデリカシーの欠けらもないやつらが… 動機は不明ながら、結果はアンチ行為そのものです。
  • ワンハーフだったのは残念だけど、M10 もあるし、ガキさんのソロで聴かせたかったのでしょう。

M10.It's You / 道重さゆみ高橋愛亀井絵里(バックダンサー)

  • ある意味、開演前から一番期待していたのはこの曲。 ニューアルバム収録曲なのでセットリストにある可能性が高かったし。
  • 衣裳は黒がアクセントになった真紅のミニで、立ち姿だけなら森高みたいな感じ。 特に中央階段の真ん中らへんに立っている時なんか。
  • 歌についてはとりあえず置いといてっと。 実際にパフォーマンスを観た感想としては、ヴィジュアルの効果を最大限に生かして雰囲気だけで押し切る作戦もありかなと思いました。 もうちょっと吹っ切れた感じが出ればさらに良くなると思うので、残りの公演が楽しみです。
  • 愛ちゃんと亀ちゃんがバックダンサー(位置的にはフロントだけどw)を務めていて、そちらも見所になっていますね。 髪型がそっくりで、遠目にはどっちがどっちなのか判別が難しかったりして。

MC3 / 久住小春・ジュンジュン

  • プラチナフォト(取って置きの写真)を公開してあれこれ言い合うコーナーです。
  • 衣裳は、ブルー系の複雑な柄のゆるいワンピース? 上から被っただけとはいえ、このコーナーだけの衣裳を用意しているのは、本ツアーは衣裳に力が入っている証拠ですね。
  • 昼公演は、ジュンジュンが撮ったアロエ+豆乳+ヨーグルト+バナナという朝食の写真(持つところがハート型になったスプーンが可愛かったです)、夜公演は、小春の愛犬("ルイ" という名前らしい)の写真でした。
  • ジュンジュンの日本語スキルが上がったのもあって二人のやり取り(やり合いか)もスムーズだし、普通に笑えます。 残りの公演が楽しみかも。
  • ゴングで強制的にコーナー終了というのが上手いです。 放置しておくと、いつ終わるかわからないですからねーw

後半(id:anomala:20090326#p1)へ続け!