安倍なつみ Special Live 2008夏 〜Acoustic なっち〜 Zepp Nagoya(2008.7.1)まで 前編

ライブには全然関係ないけど、名古屋駅への帰り道で寄ったチェーンの居酒屋さんに北海道名産メニューみたいなのがあって、その中に室蘭やきとりが。 あまりにもタイムリーだったのでオーダーしてみましたが、お味の方は(ry

写真は Zepp Nagoya のすぐ裏手を走っている東海道新幹線です。 これまたライブには全然関係ないですねw つうことで、名古屋公演当日のレポ(id:anomala:20080701#p1)に、MC その他、横浜公演(2008.6.29 関内ホール)と大阪公演(2008.6.30 なんばHatch)の内容も追加して、ネタバレ全開でGO! なんか長くなってきたのでエントリーを分けました。 後編はこちら(id:anomala:20080709#p1)。

本編

セットリストに沿って適当に感想でも。 まずはオープニング。 前回はミュージシャンの人達が最初に登場してオープニング用のナンバーを演奏→ 1 曲目イントロのところでなっち登場!という流れでしたが、今回はなっちも一緒に出てきて演奏に加わる演出になっているのが新鮮ですね。 なっちが弾いているのは 32 音くらいのグロッケンです。 簡単なフレーズですが、手元がかな〜り怪しい上に音自体がすごく目立つので、見ているとハラハラしますw


M01.スイートホリック

  • オープニングの演奏がイントロだったのね〜。 波の音の SE も流れていたような。
  • グロッケンの前にセッティングされたマイクでおもむろに歌い出します。
  • アレンジはこれ以上シンプルにしようがないくらいシンプルですが、バック三人のコーラスが効果的ですね〜。
  • 間奏の手拍子のところ(二つ叩くところ)で「せ〜の」とか「一緒に」とか。 言わなくても勝手にやると思うの。 ま、MC で「なっちと会うのははじめなちてですよ〜ていう方?」とか聞いていたくらいなので、そういった層向けでしょうか。

M02.恋した女の子どすえ

  • なんつっても久保田さんのウクレレカッティングでスウィングするノリがかっちょええ! 間奏のソロも弾き倒していて、聴きどころになっていますね。 特に本公演のソロは構成が良かったと思います。
  • 思いっきり入りを間違えて「わお!」と誤魔化すなっちがキャワワだわ。 ところどころ歌詞も間違えていたけどw

MC1

  • ここは挨拶みたいなの。 「みんな元気だった〜? 会いたかったよ〜」とか。
  • 夏をサキドリと言っていましたが、このライブはそういうコンセプトなんでしょうね。

M03.晴れ 雨 のち スキ

  • ワンハーフ。
  • 夏バージョンだそうです。 久保田さんは引き続きウクレレを手にして、ハワイアンっぽいテイスト。 ハワイツアーの前振りだったりして…
  • 間奏明けのところで、パンパンと口を動かしてタイミングをとるなっち。 
  • サビの最後 "スキ〜スキ〜スキ〜♪" のところで、小さくハートのマークを描いてフッと客席に向かって飛ばすなっち。 う〜ん、可愛い。

M04.エレベーター二人ぽっち

  • オリジナル尊重路線ながら、めちゃくちゃシンプルなアレンジです。 元のアレンジ同様に空間が多めなので、柔らかな歌声が引き立ちますね。
  • オリジナルはなっちの歌声を重ねていて一人では再現不可能な作りですが、ここでは asami ちゃんが片方を担当してバッチリ。 asami ちゃんの歌声ってけっこうロリ系なので相性バツグンとまではいかないけれど、よいムードに仕上がっていると思います。

MC2 横浜公演

  • ここはフリートークのコーナーです。
  • まずは「トゥーランドット」の話題から。 一流スタッフによる舞台で得るものが一杯あったそうで、自分で「リューよかったよね〜」と言っていましたねw 会場に「観に行った人〜?」と問いかけたら手をお客さんが沢山いたんですが、ちょっとビックリした顔で「ほんとに〜?」と言うなっち。
  • 「稽古の時からファンのみなさんに会っていない(中略)みんなの事ばっかり考えていたんだよ〜」なんて発言はなっちならではという感じ。 続けて「違う人のファンになってたらいやだな」とか「なっち不足でもうダメっす」とか、受けていましたねw 「みんなが暖かく待っててくれたんだよ〜」という締めもなっちならではかな〜。 
  • WOWWOW の OA がなっちの誕生日なことから「わたしの誕生いつですか?せ〜の」と客席に唱和させていました。 で、勢い余ったのか「DVD が発売…されます」と。 下手袖を伺って「言っちゃっていいのかな?」と言っちゃった後に言うなっちw DVD 発売の情報に関してはこの発言が初出だし、言っちゃったらまずかったものと思われます。
  • このタイミングでミュージシャン紹介を。 岩崎さんはいつも通り軽く客席を煽ってから締めていました。 なっちによれば、前回と同じスタッフ、ミュージシャンだそうで、帰ってきた感じがあると言っていましたね。 なっちの意見も反映されているらしい。
  • なっちも演奏に加わるということで「グロッケン叩いてるの!テンテンテンテン」と言いながら叩く様をとても可愛らしく表現していましたが、その佇まいがなんちゅうか… う〜む、恐るべき 26 歳(もうすぐ 27 歳)だわ。

MC2 大阪公演

  • 大阪に来るのは「トゥーランドット」ぶりでして〜と「トゥーランドット」の話題から。 「観に来た人〜?」とか「はじめなちての人〜?」とか客席に問いかけるあたりは横浜公演と同じ流れかな。
  • 「毎日(演出の宮本亜門さんの)言ってくださる言葉が自分の中に響いてきてなるほど〜と思って一言二言も逃がなさいようにハイ!ハイ!って(メモを取る仕草をしながら)」で、台本が真っ黒になったそうです。
  • 最初は優しくて影で支えるキャラだったリューが稽古からどんどん変わっていったらしい。 宮本亜門さんに、台本なんてポイポイだよ、もっとなっち自由にやってと言われたそうです。 「リュー良かったよね〜」ってまた言っていましたね。
  • トゥーランドット」を観覧に来ていた市川右近さんに誘われて、歌舞伎を観に行った話も。 別世界でビックリしたそうですが、ニオイが違うというところから「年配の方がいらして…余り多くは言えないんですけど」と微妙に失礼な発言がw
  • 北村有起哉さん、早乙女太一さんと一緒に観に行ったそうですが、北村さんはずっと寝てたらしい。 ご飯を食べる時だけ起きていたそうです。
  • あと、母の日が近かったのでプレゼントを買いに大阪の街に繰り出した、デパート行ったり商店街みたいなところを歩いたりしたとか語っていましたね。 「大阪弁が好きだからさ〜 大阪弁が飛び交ってんのさ」と北海道弁で言うなっち。
  • 去年もこの会場(なんばHatch)でやったけど、みんなとの距離が近いね〜と言うなっちにヲタどもが反応していたら、「なっちだよ〜」と客席に向かって無邪気に手を振る安倍なつみさん(もうすぐ 27 歳)。
  • M05 はマイクスタンドにマイクをセットして歌うんですが、高さ調整のネジが固かったらしくて、スタッフを呼ぶときに「スタッフゥ〜」とか。 「リハの時、ちょっと背ちっちゃかったんで」と言っていたのが地味におかしかったです。
  • 締めはミュージシャンの紹介。

MC2 名古屋公演

  • 名古屋に来るのは「トゥーランドット」ぶりでして〜の入りから「来た人〜?」と客席に聞くところまで大阪公演と同じですね。
  • トゥーランドット」がらみの話題は、なっちの楽屋の近くには北村有起哉さんと早乙女太一さんの楽屋があって、イタズラをされていたという話。
  • 「有起哉さんは物売りね。太一くんはミンです。フフフそうそう一瞬思い出しちゃった」といきなり話が脱線するところがいかにもw いつも袖で岸谷五朗さんが「僕は違うんです」とミンのモノマネをしていたのを思い出したと、ミンのモノマネをしながら話していました。
  • イタズラの内容は、楽屋の扉を開けたら上から何か降ってきたりとか、楽屋の表札?が "林家パー子さま" になっていたりとか、表札がなくて釘にバナナの茎が刺してあったりとか。 あと、楽屋に帰ってきたら暗くて「なに?」と思ったら、押し入れの方から太一くんがワーと出てきてホント大変だった、「(モノマネでクールに)安倍さん、驚きすぎです」と言われた、10 個下の太一くんに「(モノマネでクールに)安倍さん、大丈夫ですか〜」と言われた、等々を実に楽しそうに話ていましたね〜。
  • マツザカヤとかパルコがある辺りを歩いて買い物をしたらしい。 天気が良くて「葉っぱと葉っぱの間から光がチラチラチラ〜と入ってくる」という表現はいかにもですね。
  • 締めはミュージシャンの紹介。

M05.たからもの(千)

  • 横浜公演ではここで座って聴いてくださいと言われましたが、いまのところ横浜だけですね。 ライブハウスだろうがなんだろうが、ぜひ座って聴きたいなあ。
  • シンプルなアレンジでなっちの歌もバッチリなんだけれど、やっぱ 2007 年春コンの藤田弥生さんがヴァイオリンで参加しているバージョンと比べちゃうと物足りなさを感じますね。 イントロのヴァイオリンとか、あれだけで泣けてきましたからw
  • 大阪公演では、アウトロで拍手をしているお客さんがチラホラいて気になりました。 どんな楽曲でもアウトロが終わるまでが曲なんだけど、この曲はアウトロの余韻がすごくいい感じなので。

M06.PIECE OF MY WISH今井美樹

  • 初期の今井美樹さんの楽曲ですが、楽曲のテイストといい、詞の内容といい、なっちにすごく合っていると思います。 で、実際のパフォーマンスもバッチリですね。 柔らかな歌声が心地よくて、聴き惚れるという表現がピッタリかも。 本ツアーでの聴きどころのひとつではないかと。
  • M05 もですが、ピアノの音が目立つ超シンプルなアレンジなだけに、なんちゃってピアノじゃなくてちゃんとしたピアノで聴きたいな〜。 アレンジ自体は悪くはないと思いますが。

MC3

  • M06 にからんで、お母さんが好きだったので小さい頃から耳にしていた、今もカラオケではかならず歌うそうです。
  • 「自分に響いてくるメッセージが一杯つまっている曲で、みんなにもちょっとでもパワーになれる曲になれたらな〜と今回自ら選曲してお届けしてみました。どうでしたか?」

M07.海を見ていた午後(荒井由実)横浜公演

  • M07 は日替わり(公演毎?)になっているようです。 前回もご当地ソングがありましたが、今回はご当地ソングといえるのは横浜公演くらいで他はそうでもないですね。
  • この楽曲はキーが合っていないというか、低音がいまひとつでしたね。 PA の調子がイマイチだったのもありますが。 歌詞カードを見ながら歌っていたし、歌い慣れているというわけではなさそうです。
  • 久保田さんのギターのオブリがなかなかオサレでした。

M07.夏休み(吉田拓郎)大阪公演

  • この楽曲は、去年のフォークジャンボリーモーニング娘。誕生10年記念隊で出演した時にガキさんと小春ちゃんが歌っていましたが、あの時の坂崎幸之助さんのようにアコースティックギターとハーモニカのバッキングなんてのも良かったかもしれませんね。 本ツアーの楽曲アレンジというかバッキングに関してはやや一本調子なところがあるので、ギターのみ、ピアノのみみたいなのを織り交ぜてバラエティに富んだ構成にする等の工夫が欲しかったかも。
  • いきなりお客さんに歌わせるという無茶ブリで会場の一体感はバッチリ?

M07.晴れたらいいね(Dreams Come True)名古屋公演

  • 日替わり曲、ここまでの 3 公演ではこの楽曲が一番の出来だったのではないかと。 開放感のある明るい雰囲気はなっちにピッタリだし、歌声もいい感じだったと思います。
  • オリジナルキーかな(たぶん)。

M08.私の青空(イルカバージョン)

  • ジャススタンダードナンバーの日本語訳詞版で、いろいろな人が歌っているようですが、イルカさんのバージョンのカバーだそうです。
  • 超シンプルなアレンジですが、こういうのはいかにもアコースティックという感じがして悪くはないですね。 妙に真剣な表情でカウベルを叩く asami ちゃんが可愛いかも。
  • 最後に音を長く伸ばすところがありますが、そこで以前より歌声が力強くなっているのが如実にわかります。 なっちの表情を見ていても実に気持ちよさそうに歌っているし。

MC4 横浜公演

  • まずは M08 について、短めに語ります。 なっちによれば、昔の風景が浮かぶ感じらしい。 あと家族っていいなとか、お味噌汁のにおいだとか。
  • DVD マガジンで作った埴輪(はにわっち)をぜひ見てくださいと言っていました。 「写メとかパチパチ撮って」と言った時に客席から歓声が沸いたのは、撮影が許可されているのが珍しいケースだからでしょうね。 通常、グッズ見本なんかも撮影不可だし。
  • この埴輪、なっち的には自信作だそうですが、見た人みんなが笑うとも。 確かになんともいえない造詣をしているからなあw
  • もうすぐ夏ということで「モーニング娘。の曲の中から夏といえばこの曲」と前振りをして M09 へ。

MC4 大阪公演

  • まずは M08 について、短めに語るのは横浜公演と同じ。 M07(吉田拓郎「夏休み」) や M08 は古い曲ですが、なっちにとってはすごく新鮮だそうです。
  • 「もうすぐ夏ですよ」ということで…
    • (●´ー`)<みんな、このツアー、アコなちが楽しみのひとつでもあると思うんですけどぉ〜
    • (ヲタども)<(パラパラと地味に)はーい
    • (●´ー`)<あれ?
  • 夏と言えば花火という話題から「大阪で大きい花火大会ってあるんですか?」と客席に聞いていました。 返ってきた声を拾って「PL?なにそれ?」とか言っていたけど、PL の花火大会がデカイというのは知らなんだ。
  • 東京で大きい花火大会とか見たことがない、移動中のクルマの中からとかリハーサルの途中に見たことがあるだけとも。 「浴衣とか着てさ〜観に行きたいよね〜。も〜」という発言で客席が沸いていました。
  • はにわっちの話題から、M09 の前振りあたりは横浜公演と同じ流れです。

MC4 名古屋公演

  • ここの MC は「夏」がテーマみたい。 だんだん長くなりつつあります。
  • まず M08 について語るのは他の公演とほぼ同じです。
  • 夏といえば夏野菜らしい。 客席に「共感できる方いらっしゃいますかね?」と聞いていました。 トマト、ナス、キュウリ、オクラ、カボチャを例にあげていましたね。 ナスとトマトとかタマネギが入ったパスタを作るそうで、美味しいけれど「オイルを一杯使うから危険」と言いながら、肩くらいの高さに上げた右腕の二の腕あたりをプニプニするなっち。 客席から大丈夫だの可愛いだのと声が飛んだら「もうねえ 27 歳なんでかわいいとかじゃ済まされない」と返していましたw
  • ミョウガとか薬味系を一杯入れて食べる素麺が大好きらしい。 麺と同じくらいの分量の薬味を入れるそうです。 長ネギを切るのが大変なのでなにか便利グッズとかないかな〜という発言があったので、心当たりのあるなっちファンは FC 宛に送りつけるといいかも?
  • 花火大会に行きたいらしい。すだれ(客席から「やなぎ」の声が)みたいなのが好きとも。 「う〜ん、儚い」だそうで。
  • 夏と言えば〜で M09 へ。

M09.真夏の光線モーニング娘。

  • 久保田さんのギターカッティングが目立つアレンジです。 間奏のコードプレイがかっこいい!
  • 「はい!」と手を差し出して客席に合いの手("フワフワ")を振るなっち。
  • 確かに夏と言えばですぐ思いつく曲ですね。 パフォーマンスもバッチリだし、場内も楽しそうなムード満点でいいけど、M10 とのギャップがすごいかもw
  • 曲終わりで衣裳チェンジのため、下手袖にはけ。

後編につづけ!