Cafe Buono! / Buono!

Cafe Buono!(初回限定盤)(DVD付)

Cafe Buono!(初回限定盤)(DVD付)

本日発売、Buono! のファーストアルバムでございます。 いままでにリリースされたシングル2曲は c/w を含めて評価が高いようですが、このアルバムもなかなかよろしいのではないかと。 アルバム曲のすべてが、シングル曲のようなストレートでわかりやすいキャッチーさを持っているわけではありませんが、ちゃんとした仕事をしているなという印象です(曖昧な表現ですけどw) 全12曲中、新曲が9曲というところにも、そういった姿勢の一端が伺えると思います。 インパクトのある楽曲が2、3曲あれば言うこと無しだったけれど、そこまで要求するのは贅沢かもしれませんね。


□追記
ちょっと手抜きすぎかw ということで、簡単に感想でも。 1曲目のCafe Buono!は、「YOU CAN'T HURRY LOVE」というか、モータウン王道のリズムパターンがハマって、すごく楽しそうな雰囲気に仕上がっていますね。 合いの手のかけ声も可愛らしいし。 ギターの歪み具合とコード進行から、そこはかとなくプリンセス・プリンセス「Diamonds (ダイアモンド) 」を彷彿とさせます。 アルバムのオープニングにピッタリなテイスト。 Bメロの一部以外はすべてユニゾンパートですが、3人の声の相性の良さが際立ちますね〜。
続く2曲目「泣き虫少年」もロック路線。 「恋愛ライダー」と同じ AKIRASTAR 作曲ということで、メロディラインのとり方とか、ところどころ似ているかも。 「ロックの神様」も同様なので、一種の手クセみたいなもん? 編曲の方は、よりストレートでオーソドックス、パンクなユニットに相応しい感じかな。 パワーコードでザクザクなエレクトリックギターにドタバタなドラムは、ポップな歌メロと相まって、大昔の Mando Diao とか、あの辺りのバンドを彷彿とさせます。


中盤の、初音ミクでカバーしたらピッタリな「Internet Cupid」から「Last Forever」「こころのたまご」あたりは、打ち込み全開のエレクトリックポップスが並んでいて、趣きをちょっと変えているところが上手いなと思いました。 アルバムフォーマットだと、収録曲のクオリティは言うまでもなく、曲順がすごく大事ですからね〜。 こういった楽曲にも声のキャラクターがピッタリハマるところが Buono! の持ち味のひとつでしょう。
続く、筒美京平作曲の「星の羊たち」は注目の一曲でしょうね。 どこかで聴いたことがあるようなメロディラインなのは気になるものの、3人の声が浮遊感のあるメロディとアレンジにフィットしていて癒されます。 ユニゾンパートがなくて交替でソロパートを受け持っている楽曲は、ヴォーカルがセンターに定位しているので、より集中できるかも。


歌詞カードがパートごとに色分けしてあったり、アートワークも手抜き感がないのが良いです。 初回盤に付属する DVD は、まあこんなもんって感じかなあ? プロモーションビデオをシングルVとして商品化している関係上無理と承知しつつも、出来れば通常バージョンを入れて欲しかったですね。