16歳の恋なんて / 安倍なつみ&矢島舞美(℃-ute)

16歳の恋なんて(初回限定盤)

16歳の恋なんて(初回限定盤)

昨日発売、なっちと矢島舞美ちゃんによるユニットのデビューシングルです(2nd は無い気がしますがw)。 ウチはなっちヲタなので、敬意を表して初回限定盤と通常盤を買いましたが、限定盤のブックレットの写真はなかなか良いですね。 ひとりで2ページを使っているカットとか、特にいい感じ。 ぶっちゃけ、ジャケ写が一番出来が悪いような気がしますw ジャケ写は光源が自然光っぽいので、スタジオで撮影されている他のカットと比べると、テイストがぜんぜん違うというのもありますが。 ※下の写真は通常盤のジャケット裏です。
16歳の恋なんて
タイトル曲の「16歳の恋なんて」は、そこそこキャッチーなメロディラインにコミカルな味付けの詞+ボトムが薄めで軽やかなテイストのバックトラックという組み合わせで爽やかに仕上がっていて、嫌味がないですね。 ふたりのヴォーカルも、妙に力んだりしていないし。
バックトラックそのものは、ホンキートンクなピアノとエレクトリックギターのちょっとした使い方が印象的ですが、ストリングスのレベルがかなり大きめな上に、ドラムとベースが控えめなので、全体としては大昔のアイドルソングみたいな感じかな。 良く言えばソツのないアレンジ、悪く言えば古臭くて薄味すぎると言えなくはないかも。 "ソツがない" という表現は良いのか悪いのか微妙ですけどw 古臭さを感じさせる一因としては、リズムのキメパターンが定番すぎるというのもあるかもしれません。
あと、気になったのがユニゾンパート。 声の相性を考慮しても、ちょっと雑な感じに聞こえるところが惜しいです。 いずれにしろ、シングル曲としては、もう少し引っかかる部分があった方がいいんじゃないかな〜と思いました。 


c/w の「私の恋人なのに」も、オーソドックスなメロディラインに割とシンプルなアレンジで、楽曲のタイプは違うものの、テイストとしてはタイトル曲に近いと思います。 ただ、ボーカルに関しては、舞美ちゃんの発声がやや不自然なところが気になりますね。 マスタリング作業の過程でかなり弄っているのだと思いますが、なっちの方は割と自然な感じなので余計に目立つのかもしれません。


それにしても、イマイチ何がやりたいんだかよく分からないユニットですけど、各メディアにはそれなりに露出しているようだし、例えればベテランの上司が期待の新人を連れて得意先回りをしているようなもんなのかなあ? いまさらヲタ向けにこんなコンビを組むとは思えないので業界向けの名刺代わりみたいな。