安倍なつみ X'mas Dinner Show 2007 〜夢のコンチェルト〜 ホテルメトロポリタン仙台(2007.12.10 17:00〜) その2
会場のホテルメトロポリタン仙台グランドボールルーム「Sendai」は、広さが1,000平方メートルと、ディナーショーの会場としてはお手頃な大きさでしょうか。 レイアウトもゆったりした感じで良かったです。 んで、なんつってもお料理が美味しかったのがマルですね。 品数そのものはあややのショー会場の山形国際ホテルと同じですが、同じなのはそこだけw 素材にご当地ものを選んでいたり、レシピが凝っていたり、丁寧な仕事ぶりでした。 あくまで出演者のショーがメインとはいえ、"ディナー"ショーですからね。 ここがイマイチだと、全体的にはイマイチという評価になりかねません。 ヲタなら、料理は単なるオマケ程度に考えるやつもいるかもしれませんが、一般の人もそうだとは限らないし。 ちなみに、メニューはこちら。
クリスタルに輝く海の幸のジュレと新鮮野菜 "春のコンチェルト"
冷静林檎とヨーグルトの爽やかスープ ミントとシナモンの香り
鱸とムースのパイ包み焼き ナンチュア風海老風味のクリームソース
国産牛ロース肉のロティと牛タンの柔らか赤ワイン煮 季節の温野菜添え
カベルネソーヴィニョンソース
苺のグラタンオレンジソース
パン
コーヒー
なっちも MC で触れていましたが、スープがちょっとかわってて面白い味でしたね。 "ほおずり" という品種のリンゴを使っているとディナータイムのアナウンスで強調していました。
本編
ステージに2mくらいのクリスマスツリーが置いてあるくらいで照明類もシンプルだったし、演出に関しては特に書くこともないかな。 二日前のあややのショーと比べると、物足りないですね。 金をかければそれでいいという訳ではないですが、もう少し華やかさを盛り上げる工夫が欲しかったかも。 アコなっちの千秋楽が 11/27 だったので、時間的な余裕が無かったのかもしれませんね。
当日のテーブルレイアウトはこんな感じです。 FC枠は概ね前の方から振られていたように思いますが、最前列とかどう見ても一般の人というグループもいましたね。 フロアを歩く時の通路は、下手側が 1 と 2 の間、上手側が 4 と 5 の間でした。
※□が島ステージです。
ミュージシャンは春コンとアコなっちの混成部隊みたいな感じで、岩崎肇さん(key)、徳武弘文さん(g)、河野利昭さん(sax、EWI)、六川正彦さん(b)、Asamiさん(per)というメンツ。 使用機材で目に付いたのは、徳武さんの Telecaster Dr.K モデルがブルーのやつだったのと、アコギを3種類使っていたところかな。 あと、六川さんが変わった色の Jazz Base を弾いていましたね。
なっちの衣裳は2種類で、最初のやつが渋めの赤でワンショルダー、シースルーな素材のゆったりしたシルエットのドレス、ふたつめのがキラキラしたネックストラップ付きの黄色いミニなキャミソールでした。 ふたつめの衣裳の上に最初の衣裳を重ねて着ていたと思います。
以下、ネタバレしています!
セットリストは以下のとおりですが、当日のレポにも書いたとおり、初披露は M05 のみです。 あと、M08 の一部も初披露かな。
M01.くちびるで止めて
- アコなっちと同じアレンジですが、フルートみたいな音色で歌メロとユニゾンしていたのは、河野さんの EWI かな。 なかなかオサレでした。
- 徳武さんの、速めなフレージングのギターソロがかっちょよかったです。 あと河野さんのゆったりとした EWI ソロも。 続けて、なっちが客席に挨拶をするところはアコなっちと同じですね。
- なっちの歌はやや緊張ぎみだったような気が。
M02.晴れ 雨 のち スキ
- 春コンのセットリストにありますが、同様にボッサな雰囲気です。
- 春コンのバージョンよりテンポが遅いのと、イントロから河野さんのアルトサックスを大々的にフィーチャーして、さらにムーディーな感じでした。
MC1
- あらためて挨拶から。 「クリスマスディナーショーということで、この季節にぴったりのナンバーを」とか言ってましたけど、そうでもないよなあw
- (●´ー`)<牛タン、牛タン、牛タンタン♪
M03.息を重ねましょう
- アコなっちとほぼ同じアレンジ。 ベースのリズムが同期データなところも。 徳武さんのギターがやや目立っていたかな。
- この曲、なっちにすごく合っているし、あらためていいな〜と思いました。
M04.オギヨディオラ
- こちらもアコなっちとほぼ同じアレンジ。 出だしのギターのフレーズとかも同じでした。
- 徳武さんのギターソロのところで、六川さんがベースで同じフレーズをさりげなく被せたりするあたりが Dr.K Project って感じですね〜。
- なっちの歌は、歌っている時の表情も含めて、イイ!
MC2
- 「オギヨディオラ」がアコなっちで好評だったので歌ってみました、みたいな事を語っていました。
- 同じディナーをひとりぼっちで食べたらしい。 特にスープがおいしくて「わ〜、ミラクル!」と思ったそうです。
- 客席が良く見えるように照明を落とすように言ったあとに「今日なっちを初めて見るという人?」と聞いた後に(手をあげるヲタを見て)「嘘はつかないようにね〜」はお約束?
M05.ファンキークリスマス(中原めいこ)
- 元歌はタイトルどおりリズムが少しファンキーと言えなくもないアレンジですが、なっちバージョンは Asamiさんのパーカッションのせいもあってか、ややラテンフレイバー漂うアレンジでしたね。
- 間奏の、河野さんのサックスソロと、スラップをかます六川さんがかっけー。
- "素敵な〜♪" とおっかけのコーラスを入れる Asamiさんと目を合わせるシーンとか、なんだかいい感じ。
M06.トウモロコシと空と風
- 春コン、アコなっちに続いてセットリストに入れてますけど、どんだけ好きなんだよって感じですかねえ。 アレンジもほぼ同じだし。
- 途中で振り付け講座があるのもそのまま。 客席との一体感を作りだそうという狙いはわかりますが、同時にとてもくだけた雰囲気になるので、ディナーショーでやるのはいかがなもんかと思わなくもなかったり… ついてこない一般人が多数いて、そこらへんを弄るなっちは面白かったですけど。
M07.小説の中の二人
- アコなっちと同じアレンジながら、ベースがいるので雰囲気が若干変わりますね。
- 文句なしにいい歌唱だったと思います。
MC3
- 客席を歩きながら〜島ステージへ。
- (●´ー`)<生なっちはいかがですか?
M08.クリスマスメドレー
White Christmas 〜 LOVEマシーン 〜 ふるさと 〜 AS FOR ONE DAY 〜 抱いて HOLD ON ME!
- 「White Christmas」と「LOVEマシーン」の間で、そこらへんの客に話しかけていましたね。 女性の皆さんが多くて嬉しい、とも。
- 「AS FOR ONE DAY」の徳武さんのソロ(テレキャス)がそこはかとなく GS サウンドっぽかったですね。
- どこかのタイミングで、フロア最後方に消えて衣裳チェンジ。 すごく速かったので上に着ていたのを脱いだだけだと思います。
MC4
- FNS歌謡祭のお話とか。 なにせ大人数で現場がすごいうるさかったらしい。
- 10年も経つといろんな事があったけれど、感謝の気持ちを忘れずにこれからもがんばりたいと締めていました。
- 春コンから機会があるごとに披露されている曲ですが、ディナーショーにはぴったりかも。
- ストリングスの音は河野さんの EWI だったかなあ? 同期データだったかもしれませんが、記憶が曖昧だw
- えらいショートバージョンでしたね。
M10.F.O.
- アレンジは春コンのバージョンとほぼ同じですが、ドラムの代わりに Asamiさんがペダル踏みながらコンガを叩いていたので、だいぶ雰囲気が変わっていました。 全体的に軽くなった感じかな。
- イントロと間奏の河野さんのアルトサックス、何回聴いてもかっけー。
M11.大人へのエレベーター
- ストリングス系の音は河野さんの EWI かなあ? 次回、ちゃんと見て(聴いて)こようっと思ったけど、間奏はアルトサックスのソロでしたね。
- サビは振り付で「いきますよ」とか「ご一緒に」とか。
- 「一足早いクリスマスをみんなと楽しんだ」とか言ってましたけど、あんまりクリスマスっぽくなかったよなあw
- 空を見上げたら空が高いなと感じたそうです。
- 「綺麗なドレスを着ているけれど、心は道産子魂で今後も愛ある歌を皆さんに届けられたら、自分の歌で勇気や愛や元気を届けられたらなと思いますので、今後とも安倍なつみをよろしくお願いいたします」みたいな感じで締めていました。
M12.25 〜ヴァンサンク〜
- 歌い出してすぐに、いきなり2番の歌詞に飛んでましたねw 結果として、2番を2回歌うことに。 コーラス担当の Asamiさんもびっくりしたことでしょう。
- 歌そのものは、なっちの良さを十分感じさせる出来だっただけに惜しいかも。
MC6
- 「風邪とかには十分気をつけて過ごしてください」と。
- (●´ー`)<皆さんに私からメリークリスマス!
M13.腕組んで帰りたい
- ラストナンバーは去年のクリスマスディナーショーと同じですね。
- 途中で「なっちが仙台に来たときには、近くに来たときには、会いに来てくださいね」とか。
- なっちは歌い終わった後、そのまま下手側にはけます。 ミュージシャンのみなさんは最後まで演奏してから、同じく下手はけ。
とりあえず、こんな感じ。 なっちの歌と演奏のクオリティは高いけれど、今年は春コンやアコなっちで同じような内容の事をやってきただけに、ディナーショーならではのスペシャルな雰囲気が希薄になっているのが残念ですね。 もう少しクリスマスらしいナンバーをセットリストに取り入れるとかすれば印象も変わったかも。 色々と工夫の跡が見られるあややのディナーショーと比べると、もうひとがんばり欲しいなと思わせる内容だと思います。 あと、おまいつなヲタどもがうざいのがやはり残念でした。 熱心に応援しているのは理解できるけど、もうちょい空気読んでくれると嬉しいですね。