4th 愛のなんちゃら指数/ Berryz工房

4th 愛のなんちゃら指数(初回生産限定盤)(DVD付)

なんつっても、アルバムのトータルイメージが統一されているのがいいですね。　この時期にピッタリな明るいテイストの楽曲が多めで、通して聞いても苦にならないレベルのクオリティは確保されていると思いました。　バラエティに富んだ楽曲を詰め込んだ、オモチャ箱ひっくり返し系もいいけど、二度と聞きたくないハズレ過ぎ曲とかあったりしますからね〜。　
シングル曲の「胸さわぎスカーレット」、「VERY BEAUTY」、「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」が、違和感なく溶け込んでるのもポイント高いです。　残る1曲「告白の噴水広場」が若干浮いてる気がしないでもないですが、めちゃくちゃ気になるってほどでもないかも。

アルバム曲で気に入ったのは、使っている音そのものはけっこう弄っているけど、全体的には定番ワザをちりばめてオーソドックスなオールディズ風味で仕上げた「思い立ったら 吉でっせ！（徳永千奈美・須藤茉麻・熊井友理奈）」とか、途中のラジオっぽいサウンド処理がスパイスになっている「スプリンター！（清水佐紀・夏焼雅）」あたりかな。　どうも、こういうのに弱いんですw　メンバーを分割して収録している楽曲は「私がすることがない程 全部してくれる彼（嗣永桃子・菅谷梨沙子）」も含め、なかなかの出来な気がします。
それにしても、「思い立ったら〜」から「VERY BEAUTY」のイントロに繋がる部分は素晴らしいですね。　余韻に浸ってると聞こえてくるグッとくるイントロに続いて、菅谷梨沙子ちゃん独特のいっぱいいっぱい感溢れるボーカルとか、素晴らしいの一言です。　アルバムフォーマットでは、楽曲の収録順序というのがかなり重要なポイントですけど、ここはスタッフ GJ ではないでしょうか。

ワタシは Berryz工房ヲタとは言えませんが、それでもメンバーの声が識別可能なのがよいです。　人数多めのアイドルグループの楽曲を聞いた時に、声の個性が足りなさすぎて漠然とした印象になる事が多々あります。　たとえ一部は識別可能だったとしても、人数が多すぎて埋没してしまうパターンとか。　ハロヲタなんで、所属アーティストに対して点数が甘くなるのは当然とはいえ、やっぱり余所のアイドルグループとは歌に対する取り組み方が違う気がしますね、ハロプロは。