Adrian Belew of King Crimson at Blue Note Tokyo(2007.7.22 2nd Show) その2

当日のレポ(id:anomala:20070722#p2)の続きです。 初日と同様にがっつき席で見ていましたが、中央寄りだったので Adrian の足元がさらによく見えました。 初日のレポ(id:anomala:20070717#p3)で書いたブツ以外では、Digitech のコレに似たペダルが置いてありましたね。 それと、BOSS の昔のワウみたいなペダルも(詳細は不明です)。 その他、エフェクターではないですが、扇風機というかサーキュレーターが置いてありました(こういうやつ)。 すごく汗っかきみたいなので、純粋に涼む用なんでしょう。 演出用だとしたら、タダでさえ少ない(以下自粛)。 あと、Julie Slick の使っていたキャビネットですが、おそらく Hartke だと思います(ロゴは現行製品と違いますが)。


とりあえず、セットリストは次のとおりです。

Writing on the Wall
Dinosaur
Ampersand
Young Lions
Beatbox Guitar
Matchless Man
Madness
Drive
Neurotica
Of Bow and Drum
Big Electric Cat
Frame By Frame
Three of a Perfect Pair
−Encore−
Elephant Talk
Thela Hun Ginjeet

初日に 1st でだけやっていた「Big Electric Cat」と、2nd でだけやっていた「Matchless Man」の両方をやっていました。 Julie のフレットレスな Gibson Ripper Bass は「Matchless Man」で使っていたんですね〜。  あと、Adrian の足元に置いてあったセットリストをプリントした紙には「Elephant Talk」が載っていなかったんですが、アンコール1曲目に持ってきたということは、それだけノリノリだったということでしょうか。 客席の雰囲気も良かったですし。 初日の 1st では、逆に予定していたナンバーをカットしていただけに、うれしさ倍増でした。


今回のセットリストでは、やはり King Crimson のナンバーがウケがいいし、個人的にも馴染みがある分、取っつきやすかったのは確かですが、Adrian のナンバーもなかなか良かったですね。 例えば「Big Electric Cat」とか。 この曲、ちょっとコミカルなテイストで、Adrian が猫の鳴き声を模したような音を出したりして面白かったんですが、Julie & Eric Slick コンビの良さが如実に感じられるという点でもポイントが高かったです。 ごまかしの効かないシンプルなリズムパターンで、すごく気持ちのいいノリを出してましたね〜。 Adrian のコンディションがライブの出来不出来に直結するのは当たり前ですが、この若いふたりの見事なサポートぶりには惜しみない拍手を送りたいところです。 余談ですが、Eric は、アンコールのときに、最前列にいた若者2名とハイタッチをしていましたね。 一見、シャイな感じに見えるだけに意外でした。


この日の Adrian は熱かったです。 初日にはほとんど見られなかった、ギターのチューニングを直すシーンが多々あったのは、思わずアーミングにも力が入ったんでしょう。 Julie 相手におどけて見せたり、MC で軽いジョークを言ってみたり、終始ご機嫌でした(初日もニコニコしてましたけどw)。 機材のセッティングがやや複雑なだけに、トラブルもあったりはしましたが、元祖変態系ギタリストの名に恥じないプレイはサスガでした。 服装が初日とまったく同じだったのは、地味にクリーニングしているんだろか? ま、どうでもいいかw 来年もまた来たいみたいな事を言っていたので、実現するといいですね。


最後に、本編には全然関係のない話を。 BNT のライブ、Asahi Presents と銘打たれている時には、ドリンクメニューから Guinness が消えて寂しい思いをしている人も多いかと思いますが、裏メニューで Guinness 半分の Half & Half なら出来るようですね。 それにしても、がんがんビールを飲むようなお店じゃないんだから、Asahi も太っ腹なところを見せて欲しいもんです。