OZ LIVE / OZ NOY

Oz Live

Oz Live

イスラエル出身のギタリスト、OZ NOY のライブアルバムです。 インナーに「This record is a document of 4 nights out of many I played at the legendary my club The Bitter End.」と書いてありますね。 2002年5月〜6月にかけて録音された10曲(+ボーナストラック1曲)が収録されていて、曲によってパーソネルが違いますが、バンドのメンバーは Keith Carlock(Dr)、Anton Fig(Dr)、Reggie Washingotn(B)、James Genus(G) というラインアップで、ボーナストラックの「Cissy Strut」で Will Lee(B) が参加しています。


OZ さんのプレイスタイルは、なかなかユニークで説明するのが難しいですが、Scott Henderson と SRV と一時期の John Scofield をごちゃ混ぜにして、ファンキー風味で味付けした変態系かな? 訳わかめですいません。 基本的には JAZZ/FUSION 系のギタリストだと思いますが、曲によっては、けっこうロック寄りなプレイを披露しています。
使っているギターはストラトみたいですが、クリーントーンに、軽いクランチ、生々しい歪み系からエフェクター使いまくりの不思議な音色と、実にカラフルな音使いが印象的です。 さらに、飛び道具に近いエフェクターの使い方もしていて、ここあたりが変態系と表現したくなる部分ですね。


バックバンドが、タイトかつグルーヴィーなのも、CD を聴いていて気持ちよさを感じる大きな要因になっていると思います。 特に、ドラムのふたりのプレイはいけてますね(ベースのふたりももちろんいけてますけど)。 楽曲によっては細かなキメどころとか満載なんですが、息がピッタリ合っていて、さすがという感じ。 CD の音質そのものは、一部を除いて上質なオーディエンス録音といった感じで、多少物足りないところもありますが、ライブの雰囲気自体は伝わってきます。 ぜひ生で見てみたいと思わせる、熱いプレイが格好いい1枚。