ミュージカル白蛇伝〜White Lovers〜 ソング・セレクション

ミュージカル「白蛇伝~WhiteLovers~」ソングセレクション

ミュージカル「白蛇伝~WhiteLovers~」ソングセレクション

絶賛上演中のミュージカル「白蛇伝〜White Lovers〜」の劇中歌を収録した、ジャケットがトールケースサイズでジャマなCDです。 さすがにミュージカルの曲なだけはあって、歌詞が聞き取りやすいミックスになっていますね。 歌詞も劇のセリフの一部みたいなもんなので、当たり前といえば当たり前でしょうけど。 収録されている曲は作詞が斉樹潤哉/広瀬香美、作曲が広瀬香美、編曲が菅野祐吾という布陣で、菅野さんはテレビドラマのサウンドトラックを色々手がけられているようです。


曲調はもう色々ありマスとしか言いようがないw 全16曲中、なっちソロの曲が5曲収録されていますが、「愛がある場所」、「白素貞絶唱」、「愛は人だけのものですか?」みたいなスローなナンバーが特に印象に残りますね。 歌詞そのものが字数少ないんで、音を伸ばす部分がすごく多くて、せつない感じの高音部がとても良いです。 イントロがEuropeの「The Final Countdown」みたいな「銀鱗の聖戦士」では、力強い歌唱も聞けます。 こういうテイストの曲は持ち歌にはないんで新鮮ですね。


他の楽曲も含め、アレンジ自体バラエティに富んでいて、オーソドックスなストリングスアレンジのバラードから、歪んだギターでパワーコードザクザク刻んでるロック調、ピアノでシンプルに物憂げなテイスト等々、色とりどりですが総じて嫌味がないのがいいかもしれません。 (音的に)奇をてらったような仕掛けとかなくて、淡々とした印象もありますけど、うざいアレンジって歌を堪能するにはジャマなだけだし、多少物足りないくらいの方がいいかもしれません。
なっち以外がメインの曲では、彩輝なお他が歌うラストの「鑼美亜のStruggle」が好き。 構成が凝っていて曲の展開が面白いのと、所々プログレっぽいニオイがするのでw 特に1分30秒くらいのところのベースとかいいですね〜。 上にのってるボーカルとの相乗効果で、どっかで聴いたことあるようなないような、とってもハマる雰囲気だしてます。