松浦亜弥コンサートツアー2006春 〜OTONA no NAMIDA〜 DVD

松浦亜弥コンサートツアー2006春~OTONA no NAMIDA~ [DVD]

松浦亜弥コンサートツアー2006春~OTONA no NAMIDA~ [DVD]

あやや春コンのファイナル、2006年6月25日、東京厚生年金会館での公演を収録したDVDです。 映像は16:9LB、音声はリニアPCMで、特典としてオーディオコメンタリーも収録されています。 収録時間が143分と長めなんで、映像の方がビットレート的にどうかな?と思いましたが、破綻するような部分もなくまあまあ綺麗な部類でしょうか。 ジャケットのアートワークとかいい感じですね。


□本編
最近のハロプロ系ライブDVDの中では、ヲタが映ってる場面が多い方ですかね〜。 オープニングで会場のヲタを映しまくりなのと、アンコールのサイリウム祭はいいとしても、ライブ中の映像にもがんがん映りこんでいます。 特に1階中央通路の端に設置したカメラの絵は、カメラの位置が低いせいで、ヲタども映りまくりのかぶりまくりです。 こういうのはDVDを見たときの臨場感にも関係してくるので一概に悪いとは言えませんが、個人的にはもうちょい控えめな方がいいかなと感じました。
音声の方ですが、ヲタ声は絞り気味です。 臨場感がなくなるほど絞ってないので、特に問題なしかな? この公演はうざい(うるさい)客がかなりいて現場では閉口しましたが、改めてDVDを視聴してみると、そんなには気にならないレベルですね。


編集で気になるのが、シーン・チェンジの仕方でしょうか。 アップテンポのナンバー(「奇跡の香りダンス。」etc)で、リズムに合わせてビシバシという、ありがちなのも煩雑で気になりますが、例えばアコースティック・パートの「LOVE涙色」なんかは、違和感がありますね。 歌の譜割りに合わせて唐突に変わるので、流れが悪く感じます。 同じアコースティック・パートの「初めて唇を重ねた夜」では、そういう風に切り替えている部分とクロスフェードを使ってる部分が混在していますが、切り替えの頻度を少なくするか、クロスフェード多用の方が良かったんじゃないかな〜と思いました。
そのアコースティック・パートですが、雰囲気は十分伝わるものの、歌声がちょっとドライすぎるかもしれません。 現場で聴いていると、静かなホールに消えていく残響がとても心地よかったんで、もうちょい残響成分多めの方が良かったですね。


□特典
特典のオーディオコメンタリーは、あややカントリー娘。でフリートークしてますね。 ライブ前半は内容にあんまり関係ないことをしゃべってて、ほとんどラジオみたいですw  突っ込みどころ満載ですが「SHINE MORE」を1stアルバムの曲だと自信たっぷりに語るあややはすごい。(言った後に訂正入ってます) ま、「可能性の道」を2nd収録だと信じてた人(2005年春ツアーの豊田公演MC)なんで意外でもなんでもないですがw 
めちゃホリは飽きたとか、言いたい放題です。 みうなが髪を切った話題からの流れでミキティの話になるところとかも面白いですが、ホントこのライブに全然関係ないですね。
他にも肉豆腐知らないあややとか、ネタ満載です。 アコースティック・パートのMC映像をバックに料理の話とか、適当にも程がありますが楽しいからいっか。



文句ばっか書いてますが、なにせ収録されている公演そのものが、とっても良い公演だったので、多少のアレな部分は些細なことですね。 DVDで鑑賞しても、ライブの楽しさは伝わってくるし、アンコール・パートなんかもなかなか感動的です。 この公演を見た人にも、見ていない人にも十分楽しめる内容になっていると思います。