Roland/Edirol R-09 その2

今まで使ってたiRiver iFP-799の最大の難点はノイズの多さです。 R-09もノイズは多めですが、どれくらい違うか簡単なテストをしてみました。 外部マイクとしてPanasonic WM-61Aを使用して、無音(に近い状態)で録音して、ノイズレベルの違いを見てみましたが…


双方の設定はiFP-799がLINE-INモード、Level50、R-09がLINE-IN、Level23です。 この設定で、同じソースがだいたい同じくらいのレベルで録音されます。 iFP-799のLevel50という数値は大きすぎてノイズ的には不利ですが、EX-MICモードだとちょっと大きめの入力で簡単にクリップするので、実用性重視でLINE-INモードに設定しています。
で、結論からいうと、1KHz以下の領域ではノイズレベルそのものは、そんなに変わりません。 1KHz以上の領域では、明らかにR-09の方がノイズが少ないので、聞いた感じが全然違いますね。 iFP-799はいかにもヒスノイズです!という音ですが、R-09の方は全体的に籠もったヒスノイズ(妙な表現ですがw)で耳にやさしいです。


ノイズレベル以外にiFP-799はMP3圧縮録音(最大レート320kbps)、R-09はリニアPCM録音という決定的な違いがあるので、同じソースを録音して聞き比べるとノイズ以上に音質の差が大きいですね。 MP3圧縮だと、ちょっとささくれだった感じの音になるのはしょうがないかもしれません。 16KHz以上の領域をバッサリカットしてしまうことの影響もあると思います。


テストで録音したWAVファイルのリンクを貼ろうかと思ったけど、めんどくさいのでやめw …ではアレなんで、ファイルをWaveSpectraで解析した図でも貼っておきます。 赤い線がiFP-799、青い線がR-09です。

マイクを繋いで録音しているのと、完全に無音ではないのでノイズ以外の音成分も含まれています。 双方の相対的な傾向が見られる程度の図です。 iFP-799にはかなり不利な条件でのテストですが、あくまで実用的な設定が前提になっています。 


(追記)
フルスケールに対するレベルの上げ具合はiFP-799が50/64、R-09が23/30なんで、似たようなもんですねw