Front Page/Front Page

Front Page

Front Page

2000年リリースの、Dennis Chambers(Dr)、Bireli Lagrene(G)、Dominique Di Piazza(B)のトリオによる作品です。 技巧派揃いのトリオなんで、モロにそれ風を期待していると、ちょっと意外な音でびっくりするかも? 


1曲目の「Intro Jingle/The First Step」は、いきなりDominiqueのトリッキーなハーモニックス・プレイからスタート、そこにDennisの正確無比なリズムがからんでくるので、確かに「おお〜」って感じですが、Bireliのソフトなトーンのギターが鳴り出すとイメージが一変しますね。 Dennisはめちゃ複雑なパターンで叩いてるし、Dominiqeのベースもやりたい放題に近いですが、Bireliのギターが醸し出すおしゃれな雰囲気が強力に楽曲のテイストそのものを支配します。 収録曲のほとんどはBireliとDominiqeの作品なんで、このふたりのカラーだと思いますが、花の都パリって感じですw


メンバーのスキル的には技巧派なのは確かなんで、パート別に注目して聴くと「すげー」としか言いようがないですが、全体のアンサンブルで醸し出すおしゃれさの方が強く印象に残ります。 演奏スキルで聴かせる曲もありますけど、技巧派というだけで嫌う人にも是非聴いてほしい作品ですね。 ほんと、オシャレ!