モーニング娘。/コンサートツアー 2006春〜レインボーセブン〜 DVD

今週水曜日発売の、2006年5月7日さいたまスーパーアリーナで開催されたツアーラストの公演を収録したDVDです。 映像は16:9収録ですが画質的にちょっと気になる点がチラホラと。 まず、アリーナ後方からステージセンターを抜いてるカメラの絵が、ステージまで距離がありすぎるせいか少しモヤっとしてますね。 画質が悪い、というのとは違いますが。 ピントが甘いのはしょうがないかもしれません。
コンコンとまこっちゃんが卒業メッセージを言っている場面や「色っぽい じれったい」の冒頭などなど、正面からメンバーをアップで抜いてる映像も、カメラ遠いなあって感じがします。 被写界深度が足りなくて苦労してる感じが出てて、見ててものすごくむずがゆいですねw ステージセンターにかなり長い花道があるので、カメラの配置に苦労したんでしょうか。
あと、ステージ直下からメンバーを抜いているカメラが、カメラによってコントラストがころころ変わるので気になるかもしれません。 さらに(って文句ばっかですがw)客席から手持ちと思われるカメラで撮った映像が多用されていて、ヲタが被ってる場面も多数なのは臨場感を出すためにやってるんだと思いますが、なんちゅうか「ヘタなオーディエンスショットだなあ」って雰囲気がして微妙ですw(特に花道上のメンバーを撮っている映像)


音声のほうはヲタ声をかなり絞っています。 ボーカルにはホールの残響が乗っていますが臨場感は希薄ですね。 こないだのハロパのDVDと同様に、オケが妙に綺麗なのも臨場感の無さを感じる一因かもしれません。 逆に言うと歌声が聴きやすいとも言えますが、みんなでハッピーバースディを歌っている場面や、「青空がいつまでも続くような未来であれ!」のヲタ合唱部分はもうちょっとヲタ声レベル上げたほうが良かったと思いますね。 特に「青空〜」を合唱する部分は、このライブでのハイライトのひとつなんで物足りなさを感じてしまいます。


編集自体はわりとオーソドックスです。 ハロプロのライブDVDの編集って、シーンチェンジやりすぎて目がチカチカみたいな感じのが一時期多発しましたが、そういうのはないですね。 ハロプロの他のライブDVD同様、エフェクト等の処理はほぼ皆無で素材そのままのシンプルさですが、「INDIGO BLUE LOVE」のクロスフェードなんかは効果的だと思いました。


一通り見た感想は、現場で見たときと同じで、コンパクトな感じがしますね。 楽曲自体にそういう傾向があるのに加え、演出そのものが元々ホール向けだったせいもありますが。 娘。と会場が一体となってエネルギーが拡散するような熱さは希薄ですが、じっくりとメンバーのパフォーマンスを楽しむのにはいいかもしれません。