Jonas Hellborg & Shawn Lane/Personae

Personae

Personae

梅雨入り(というかその前から)でジメジメした日が続きますが、こういう日にはカラっとしたサウンドで対抗するのも良いですが、逆に夏先取りで聴いてるだけで汗が出てきそうな、暑苦しい音楽に浸るのもアリでしょう。 真夏の夜のコルトレーンじゃないですけどw


このCDは、2004年に41歳の若さで急逝した凄腕ギタリスト、Shawn Laneが残した音源のひとつです。 パーソネルはトリオ編成で、Shawn Lane(G)、Jonas Hellborg(B)、Jeff Sipes(Dr) 2002年リリースのライブアルバムです。(ドイツ各地での音源を収録)
ジャンル的にはヘヴィ・フュージョンともいうべきサウンドですが、技巧を前面に押し出した高密度の音空間が得も言われぬ熱さを醸し出していますね。 リズム隊の、ヘヴィでねばっこく、かつ高度な技が繰り出すグルーヴに乗せて、Shawnのギターが縦横無尽に駆けめぐります。 ライブ音源ということもあって、技巧による緻密さよりもエネルギー密度の高さが印象的で、気持ちいいんだけど汗だらだらみたいなサウンドを構築しています。 演奏自体は超技巧的で口あんぐりなアンサンブルですが、それを超える熱さはまさにトライアングル・エナジーという言葉がぴったりw 体を動かさずに汗をかきたい時に聴いてみるといいかもしれません。