Danny Gatton/Cruisin' Deuces

Crusin Deuces

Crusin Deuces

Danny Gattonの1993年リリース作品です。 パーソネルはDanny Gatton(G,Lap Steel),Bill Holloman(P,Hammond B-3,Vibes,Sax,Tr),John Previti(B),Billy Windsor(Vo,2nd G),Shannon Ford(Dr),J.T.Lewis(Dr),Tim Biery(Dr,Per),James Lewis(Vo)他。
以前紹介したDanny Gatton&Joey DeFrancescoの「Relentless」(id:anomala:20050709#p2)に比べると、バラエティに富んだ楽曲で構成されています。 というか、JAZZっぽさが前面にでた「Relentless」より、こちらが本筋という気もしますね。
皮ジャン着てキメたジャケ写がかっちょいいです。(小太りなおやぢには違いないですがw) 手に持っているのは愛用のJoe Bardenのダブルブレード・ピックアップ付テレキャスターですが、Joe Bardenのインタビュー記事(日本語)が面白いので興味のある人は読んでみるといいかも。 Eric Johnsonとのエピソードも語られています。


収録されている楽曲ですが、2曲目の「Sun Medley(Mystery Train,My Baby Left Me,That's All Right)」に象徴されるようなロカビリーっぽいノリの楽曲が一応メインかな。 が、曲によってはブラスを配してゴージャスなムードのロックンロールに仕上げてあったり、ちょっとファンキーなノリを出していたりと、前述のとおりバラエティに富んでいます。 ボーカル入りナンバーでもギターは十分に堪能できますが、「Harlem Nocturne」や「So Good」では、パワフル&ソリッドなDannyのギターが炸裂しまくり。 前者はヘビィなグルーブに乗せてエモーショナルに、後者はDanny Gattonスペシャルともいうべきリックで縦横無尽にプレイしていますが、ホントにかっこいいギタリストだなあ、と再認識させられますね。 「Tragedy」のようなムーディなナンバーもいい雰囲気だし、とりあえず言うこと無しな1枚に仕上がっています。


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http://www.dannygatton.com/