Pat Travers/Blues Tracks


Blues Tracks(TowerRecords)


Pat Traversがブルース路線に転向してから発表されたアルバムです。 1992年リリース作品。 Mike VarneyのBlues Bureau Internationalレーベルから何作か発表されているうちの1枚ですが、どれもジャケットが似たような感じなのが気になりますね。(関係ないかw) 本作のパーソネルはPat Travers(G,Vo),Brad Russel(B),Joe Nevolo(Dr)。


昨日のHowling Iguanasのところでちょこっと触れましたが、このアルバムに、ハーモニカプレイヤーのLittle John Chrisleyが参加しています。 「I Can't Quit You」でそのプレイが堪能できます、と書きたいところですがミックスがしょぼくてイマイチかもしれませんw ちなみに、Johnのお友達のMichael Lee Firkinsも参加しています。 曲は「Statesboro blues」と「Just Got Paid」の2曲ですが、こちらはそれなりに楽しめますね。


他の収録曲もアルバムタイトルどおりのブルースナンバーですが、わりとシンプルなハードロックアレンジになっています。 ただし、この手のアルバムにはありがちですが、ギターが芯のないディストーションサウンドで力強さが圧倒的に足りません。 良く言えばタイトですが薄すぎるのがなんとも… プレイの質自体はある程度のレベルにあるので、駄作とまでは言いませんが、コレクターズアイテムに近いような気がします。
やはり、Patといえばキャリアの中でも最も輝いていたといえる時期に発表されたライブアルバム「Live! Go for What You Know」が一番のオススメでしょうか。 こちらは1979年のリリースです。

Live: Go for What You Know

Live: Go for What You Know