Mike Stern/Odds or Evens

Odds Or Evens

Odds Or Evens

ここんとこ1991年前後のネタ多いので、ついでにこれです。 Mike Stern(G)、Bob Berg(Sax)、Anthony Jackson(B)、Lincoln Goines(B)、Jim Beard(Key)、Dennis Chambers(Dr)、Ben Perowsky(Dr)、Don Alias(Per)のメンバーで録音された1991年リリース作品。


この人の場合はメセニー同様にソングライティングの能力が高いのがいけてるんではないでしょうか。 普通にメロディアスな楽曲から、ちょっと無機質で不思議な感じの楽曲まで、幅広く才能を発揮していると思います。 本作でいえば前者は「Common Ground」、「If You Say」あたり、後者は「Odds or Evens」、「Walkie Talkie」など。
ギタープレイも同様に幅広くて、ディストーション深めでわりとロックっぽい感じのときもあれば、クリーントーンで渋く抑え気味の時もあり、楽曲のテイストによって様々な表情をみせてくれます。 立ち位置はジャズ寄りですが、ロックなノリの時はもろにロックなサウンドとフレージングなのがマルです。 Eaglesにインスパイアされたという「If You Say」のソロなどを聴くと、ロック以外のなにものでもないです。 ただプレイが上手すぎなのが気になりますけどw


Bob Bergのサックスも相変わらず良い仕事をしてるし、他のメンバーもばっちりで言うことなしです。 DennisとAnthonyのリズム隊がファンキーな「D.C.」(曲名はDennisの頭文字からとっています)なんか、しびれまくりな1枚。