Uli Jon Roth Japan Tour 2008 中野サンプラザ(2008.11.11 19:00)

本日はこちらの現場へお出かけです。 個人的には特に Uli ヲタというわけでもないけれど、ロックレジェンドと称されるミュージシャンのライブは観れる時に観ておかないと、次がいつになるか(あるかどうか)わからないですからね〜。 すでに広島(クラブクアトロ)、大阪(なんばHatch)、名古屋(クラブダイヤモンドホール)の公演を終えているのでセットリストが判明していますが、知っている曲もあれば知らない曲もありますね。 今日はどんなセットリストになることやら。

本編

席の埋まり具合が心配でしたが、思ったよりは入っていました(思ったよりは、です)。 2階は閉鎖で1階後方にも空席が目立ちはしたものの、空席祭りというほどでもなかったです。 1階10〜14列センターブロックがごっそり空席だったのが妙に不自然だったけど、ぴあ枠の売れ残りだったのかな(事前にチェックしていたらこの辺りが出ていたので)。


今日の公演は、最新アルバム「Under A Dark Sky」の完全再現!とかいう話をどこかで見た気がしますが、全然違いました。 緻密なアレンジの楽曲を演奏するということで、緊張感漂うステージになるのかな〜それはそれで楽しみだな〜と妄想していたのにw セットリストはとてもバラエティに富んだ選曲で、ワタシのようなライトファンにはピッタリな感じでしたね。 メンバー達も、リラックスした雰囲気を醸し出しつつ、余裕のパフォーマンス。 肩の凝らない内容で、気楽に楽しめたように思います。


バンドメンバーは、Uli Jon Roth(g,vo)、Liz Vandall(vo)、Mark Boals(vo)、Michael Ehre(ds)、Niklas Turmann(g,vo)、Corvin Bahn(key)、Lars Lehmann(b)というメンツ。 使用機材について適当に書いておくと、Uli はスカイギター(2種類)+Marshall のヘッド4台(1959 みたいなクラシックなデザイン)+キャビネット6台、Micael は Pearl の2バスなセット、Miklas は Gibosn Les Paul(Robot LP Studio LTD みたいなルックス)と Fender Stratocaster(Black、ローズ指板)+ Marshall JVM シリーズのヘッド+キャビネット、Corvin は Kurzwell(機種不明)とメーカー不詳のノートPC、Lars は Music Man StingRay + Ampeg のヘッドとキャビネット
中野サンプラザということで音響の方はハナから期待していなかったので、まあこんなもんって感じだったかなあ… 音量は爆音というほどでもなかったけど、とにかく音の分離が悪くて、Uli のギターサウンドが聴き取りずらいシーンもありました。 特に低音域がブーミーすぎて、上の帯域まで被っていたのがイマイチでしたね。


それにしても Uli の存在感というかオーラは凄いです。 スカイギターを手にした立ち姿だけでもごはん三杯はいける上に、ギターサウンドとプレイスタイルにめちゃくちゃ特徴がありますからね〜。 もう、1曲目「Sky Overture」のイントロだけで鳥肌が立ちました。 さすが、名のあるミュージシャンは何かが違います。 アンコールで出てきたスペシャルゲストのマーティさんが「信じられないよ〜。ウリ・ジョン・ロートだよ?」と Uli を指さしながら言っていましたが、その気持ちわかるわ〜。 同じステージに立っているのに完全にファン目線というw それだけ偉大なレジェントだということでしょう。
プレイの方は、出だしはやや調子が出ていないかな?という感じでしたが、途中からはノリノリで弾きまくっていましたね。 静かに微笑みつつ客席を煽ったりするシーンもあったりとか、リラックスした様子ながら、決めるところはちゃんと決めるし、言うことなしかな。 う〜ん、満足!って感じ。 そいや、どの曲か忘れましたが、指弾きで痛めたのか、しばらく指先を気にする場面がありました。 プレイには影響はなかったようですけど。


バンドメンバー、特にボーカルの Liz と Mark のパフォーマンスもなかなかでした。 Mark の方はインギー時代と比べると声が出ていないという評のようですが、それでもハイトーンの伸びとか素晴らしかったです。 Liz 姐さんは迫力満点で、ドスの効いた声が楽曲にマッチしていたように思います。 Scorpions の楽曲でもボーカルをとっていたけど、特に違和感とか無かったですね。 どうでもいいけど、Mark って帽子とサングラスで見た目はそのまんま CHAGECHAGEASKA の)ですねw Graham Bonnet のやっさんに対抗しているのかしら。


□セットリスト
HR/HM 板のウリスレより拝借っと。 公演時間は2時間15分くらいでした。


M01. Sky Overture
M02. Land Of Dawn
M03. Magic Word
M04. Inquisition
M05. Letter Of The Law
M06. Stay In The Light
M07. Tanz In Die Dammerung
M08. Keyboard Solo
M09. Bass Solo
M10. Drums Solo
M11. Jam
M12. Enola Gay (Hiroshima Today)
M13. We'll Burn The Sky
M14. Sails Of Charon
M15. Polar Nights
M16. Pictured Life
M17. Catch Your Train
− encore −
M18. I've Got To Be Free
M19. In Trance
M20. All Along The Watch Tower


M19,M20 with Marty Friedman

なっち秋コンのバンマス、和田春彦さんのブログ

一昨日千秋楽を迎えたなっち秋コンでバンマスを務めていた和田さんのブログに、そのなっちコンに関するエントリーがアップされていますね。 以前も、同じくバンマスとして参加していたやすす・矢口のカジュアルディナーショー梨華ちゃん・アヤカ at STB139 に関するエントリーがあって、ミュージシャン(バンマス)視点ならではの内容が非常に興味深かったです。


で、今回のエントリーを読むと、なっちがコンサートの構成に関して具体的にどういう事を言っているのかがわかります。 MC をカットして曲を繋げるとか、イントロを短くするだとか、構成に直結するアイデアを出しているようで、想像以上に深く関わっている様が窺えますね。 衣裳関連については度々 MC で触れたりしているものの、こういった音楽的な側面について知ることの出来る機会は稀なだけに、貴重な情報です。 なっちの、コンサート(歌を披露する場)に対する思い入れの強さは、ヲタなら誰でも常々感じていると思われますが、ステージを観ているだけではこういった事情はわからないですからねえ。 与えられたものをただこなすだけではなく自らの思うところをアピールする姿勢は歌手として当たり前の事とはいえ、ちゃんと実行しているなっちはえらい! バンマスがマメなブロガーというのは、実に有り難いな〜と思った次第であります。


バンマスのぼやき
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